【駅紹介】山下駅

川西市,駅紹介

 

山下(やました)駅は、
兵庫県川西市山下にある能勢電鉄妙見線・日生線の駅(駅番号:NS10)。
 (住所:兵庫県川西市見野1-19-1)

妙見線と日生線の結節点であり、能勢町方面へのバスも多く発着する。

 


【年表】

  • 1923年(大正12年)11月3日 – 能勢電気軌道の一の鳥居~妙見間とともに山下駅が開業。
    • 開業当時は川辺郡東谷村の駅で、現在の駅前広場よりも約50m西側に駅があった。
      地上時代の線路は駅に至るバス道路にほぼ沿っており、
      現在の川西見野郵便局周辺にはほぼ90度の急カーブがあった。
  • 1950年(昭和25年)10月30日 – 山下停留場(地上時代)の改築が竣工。
  • 1954年(昭和29年)8月1日 – 川辺郡川西町・多田村・東谷村が合併、川西市の駅となる。
  • 1956年(昭和31年)3月31日 – 山下停留場(地上時代)の貨物積卸場を撤去。
  • 1965年(昭和40年)7月1日 – 見野芝住宅地の造成を開始。
  • 1970年(昭和45年)7月10日 – 駅付近の東谷中学校の新校舎が完成。
  • 1971年(昭和46年)8月10日 – 山下駅(地上時代)の上屋を新設。
  • 1972年(昭和47年)4月8日 – 全線で4両編成の運転開始。
  • 1973年(昭和48年)12月15日 – 山下駅の改良・高架化工事が起工。
  • 1976年(昭和51年)4月11日 – 高架化工事が竣工し、現在地に移転。
  • 1977年(昭和52年)4月24日 – 平野~山下間の複線化が完成。
  • 1977年(昭和52年)9月1日 – 山下駅モータープールが営業開始。
  • 1977年(昭和52年)10月16日 – 山下~ときわ台間の線形改良が完成。
     (R:100m以下の急曲線13か所をR:300m以上の曲線3か所に改良)
  • 1978年(昭和53年)12月12日 – 日生線(山下~日生中央)開業。
  • 1981年(昭和56年)2月28日 – 山下住宅地の造成工事完了、同年5月より分譲開始。
  • 1985年(昭和60年)12月16日 – 山下~光風台駅間の枕木をコンクリート化。
  • 1988年(昭和63年)7月2日 – この日のダイヤ改正で、川西能勢口~山下間は日中10分間隔となる。
  • 1990年(平成2年)7月27日 – 日生線にてATS使用開始。
  • 1990年(平成2年)9月4日 – 待合室を設置。
  • 1992年(平成4年)3月30日 – 山下~妙見口間で自動列車停止装置(ATS)使用開始。(鉄道全線完成)
  • 1993年(平成5年)8月10日 – 高架下にある山下変電所の増強工事が完成。
  • 1994年(平成6年)11月6日 – 駅前のテナントビル建替工事が完成。
  • 1996年頃 6両編成や特急の8両編成の運転開始に備えてホーム延長。
    • この工事により、折り返し用の線路が撤去されて現在のスイッチバック構造となる。
  • 1997年(平成9年)10月頃 – 列車行先表示盤を点灯式から反転フラップ式に更新。
  • 1997年(平成9年)11月16日 – この日のダイヤ改正で、
    • 2両編成の区間運転(山下⇔妙見口・日生中央)が開始、山下以北も日中10分間隔になる。
    • 特急日生エクスプレスの運転開始に伴い、特急停車駅となる。
  • 1998年(平成10年)1月16日 – 駅構内にベーカリードンパンが営業開始。
  • 2000年(平成12年)3月23日 – 駅構内のエレベーターが供用開始。
  • 2001年(平成13年)3月16日 – ベーカリードンパンが閉店。
    • 跡地には「Backerei Teo(ベッカライ テーオ)」が開店し、2022年現在も営業中。
  • 2004年(平成16年)10月9日 – 山下駅レンタサイクルが営業開始。
  • 2005年(平成17年)4月1日 – 川西能勢口を除く全駅で全面禁煙化。
  • 2008年(平成22年)6月1日 – 駅務機器遠隔操作システムの集中監視及び遠隔制御を山下駅に一元化。
  • 2012年(平成24年)3月29日 – 光風台~山下間の下り勾配にATS新設。
  • 2013年(平成25年)12月21日 – 駅ナンバリングを導入。
  • 2014年(平成26年)3月28日 – 各駅に旅客案内ディスプレイが設置される。
  • 2015年(平成27年)5月31日 – 山下駅レンタサイクルが営業終了。
  • 2016年(平成28年)4月1日 – 駅北西に貸農園「ファームやました」オープン。(公式Facebook
  • 2016年(平成28年)4月28日 – 各駅のトイレにトイレットペーパーが設置。
  • 2017年(平成29年)3月18日 – この日のダイヤ改正で急行が運行終了。
    • 最終運行日は日生急行が同月11日、妙見急行が同月17日。
  • 2017年(平成29年)8月13日 – 各駅のトイレに液体用の手洗い用洗剤を設置。
  • 2017年(平成29年)12月15日 – 駅の宅配便ロッカー「PUDO」設置。
  • 2020年(令和2年)3月27日 – 1F・2Fコンコースの列車行先表示盤が反転フラップ式からLCD式に更新。
  • 2022年(令和4年)1月22日 – 能勢電鉄で最後まで残ったホームの反転フラップ式列車行先表示盤がLCD式に更新
  • 2022年(令和4年)3月頃 – 改札外コンコースの空きスペースに、Amazon Hub ロッカーが設置される。
  • 2022年(令和4年)3月19日 – 平野駅のリズミン閉店に伴い、お忘れ物・予約定期券お渡しカウンターおよびグッズ販売のガチャガチャが山下駅助役室に移転。
  • 2022年(令和4年)12月17日 – この日のダイヤ改正で、
    • 早朝と深夜を除く全列車が川西能勢口~日生中央の直通および山下~妙見口の折り返し運転となった。
    • 3号線で電車を待つ乗客が増えることから、乗車位置を示すステッカーが追加された。
    • これに伴い、4号線の使用は朝5時台のみとなった。
  • 2023年(令和5年)4月13日 – 駅スタンプ導入。(山下駅は川西市郷土館のデザイン)
  • 2023年(令和5年)5月13日 – 4号線ホームを活用した110周年記念号 お披露目イベントが開催。
  • 2024年(令和6年)1月 – 乗降客の減少に伴い、改札機4台のうち1台を閉鎖。
  • 2024年(令和6年)4月1日 – 駅前の駐輪場が市によって有料化。
  • 2024年(令和6年)7月30日~8月1日 – ビール電車にて、4号線ホームを活用したミニライブが開催。

 



【駅時刻表】

 



【駅施設】

  • エレベーター:あり
  • エスカレーター:なし
  • 車椅子用トイレ:あり
  • 券売機:2台(高額紙幣対応済)
  • 救護室(駅ご案内カウンター):あり
  • コインロッカー:あり
  • コンビニエンスストア:なし
  • 証明写真機:あり
  • 阪急バス:あり
  • タクシー乗り場:あり
  • 駅員配置:あり
  • 待合室:あり

 

(※画像クリックで拡大表示や保存ができます。)

ホーム駅名看板の意匠は

『付近は戦国時代より多田銀銅山の製錬で栄えた町で、能勢電鉄が開業したことにより人や物が集まり、銀行や証券会社、ダンスホール、芝居小屋、カフェ、ビリヤード場などが立ち並ぶ華やかな町であったことから、往時を偲ばせる川西市郷土館と製錬所をイメージしました。』

出典PDF

 

【4号線ホームのパトライト】
お客さんの乗り遅れ防止のため、4号線のエレベーターの扉が開いている間だけパトライトが点灯します。

 

【反転フラップ式の行先表示機があった頃の写真】

 



【接続バス停】

『山下駅』停留所 (時刻表)※2022年10月現在

  • 西能勢線
    • 73系統 – 能勢町宿野 行き(一庫ダム・森上経由)
    • 77系統 – 豊中センター前 行き(一庫ダム・森上・能勢町宿野経由)※各日2本のみ
    • 74系統 – 口山内 行き(一庫ダム・森上・能勢町宿野経由)※平日3本のみ
    • 76系統 – 日生中央駅 行き ※土休日1本のみ
  • 川西病院・大和団地線
    • 100系統 – 平野駅 行き(文殊橋・グリーンハイツセンター経由)

 



【駅周辺】

 



【駅名の由来】山下駅

多田院の筆頭御家人であった「塩川伯耆守国満」が、この地の山に城(龍尾城)を築き、その山のふもとであることから「山下」と名づけられました。後に城の名も山下城となりました。

 



【世にも珍しい同駅内スイッチバック】

山下駅を発車した電車が、再び山下駅に到着する・・・?

日生中央発の山下ゆきが山下駅2号線到着後、再び日生中央に向けて折り返す際には、
そのまま方向転換するのではなく一旦本線上に出てから方向転換(スイッチバック)して
山下駅1号線に入り、日生中央へ向けて「再び発車」する構造をとっています。

その様子は、公式YouTubeでも紹介されています。

 

かつては2号線からそのままUターンで折り返しを行っていましたが、
6両編成や8両編成に備えてホームを延長する際に下り線に移るための線路が撤去。
そのため現在のような構造になっています。

早朝・深夜帯に川西能勢口発の列車がすべて妙見口ゆきになるのは、
日生中央駅まで行くお客さんは乗り換え時にスイッチバックを利用できるのに対して
笹部~妙見口まで行くお客さんが日生中央ゆきだと乗り換え時に
階段の上り下りが必要になるから、という利便性考慮によるものです。

 

のせでん沿線にお住まいの方だと
慣れたものかもしれませんが、実は全国的にも珍しいものだったりします。

(超有名な鉄道YouTuberさんがコレの取材のために山下駅までやって来ることも)



 

<どの時間帯にスイッチバックを体験できるのか?>

日生中央駅の時刻表にある「山」印が山下ゆき。
この山下ゆきが日生中央を出発して約3分後
山下に到着するため、そのまま乗車することでスイッチバックを体験できます。

  • ただし以下の列車は山下に到着すると回送になるため除きます。
    (※2018年7月改正ダイヤ時点。いずれも日生中央発の時刻)
    下記以外の全ての日生中央発山下ゆきで、山下駅到着後にスイッチバックを体験できます。
  • 平日:9:14・18:49・19:09・19:29・19:49・20:09・20:29・20:49・21:09
  • 土曜・日祝日:なし
  • 2022年12月17日のダイヤ改正後は、朝5時台と深夜24時すぎのみに変更となりました。

 



【駅周辺の撮影スポット】

(※画像クリックで拡大表示や保存ができます。スマートフォンの場合は横向け推奨です。)

 



【関連リンク】

 



【駅紹介リンク】

※駅紹介のページには広告を設置していません。

 

 


(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

 
鉄道コム


【直近の鉄道イベント情報】

Tetsudo.comより)


 

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