令和の能勢電を駆ける日生急行

 

2021年1月18日(月) の夕ラッシュにおいて、
能勢電鉄線内で7本の日生急行が運転されました。

 


【目次】

 


 

【なぜ特急ではなく「急行」?】

通常は特急日生エクスプレスが朝夕7本ずつ走るダイヤですが、
夕刻に阪急宝塚線内で人身事故などの輸送障害が発生して
運転再開のめどが立たなくなると
(再開してもダイヤが大幅に乱れている状態だと)、
ダイヤが乱れていない能勢電鉄側では日生急行が運転されます。

この「日生急行」とはかつて1981~2017年に運転されていた種別なので、
のせでん沿線に長くお住まいの方だと懐かしく感じるかもしれません。
(実際、本日も「珍しい急行に乗れたね!」「うん!」といった
 親子連れの会話が聞こえました)

 

特急日生エクスプレスになる車両が大阪梅田駅に行けない
行けたとしても能勢電鉄側の定刻までに川西能勢口駅に間に合わない
というのが、日生急行が発生する主要因です。

 

「雲雀丘花屋敷にある車庫から出庫させて、能勢線内だけでも特急でいいのでは?」

という声もありそうですが、それが出来ない要因は主に以下の3つ。

  • 無線の都合で、能勢電鉄線に入ることができる車両が限られている
  • 能勢電鉄だけで運行させるなら8両での特急は役不足
  • 雲雀丘花屋敷からの入出庫の手間で阪急線側のダイヤ回復が遅れる

対して、能勢電鉄側の平野車庫には平日夕方には
4両編成が3~4本ほど停泊しており、
うち夕方に毎日出庫するのは1本のみ。

残りの予備車両2~3本が持ち回りで日生急行に入ることができます。

 

なお、本来特急で運転されるはずだった列車。

  • 通常聴くことができない急行の車内放送を聴くことができたり、
  • 乗務員のシフトも混乱するので車掌が乗務していたりしていなかったり、
  • 5号線から発車する急行をスルーして多くのお客様が4号線の妙見口ゆきに乗って満員になったり、
  • 日生中央に到着して開く扉の向きがまちまちだったり、

イレギュラーが多々発生します。

現場の助役・駅員・乗務員の皆さまには毎度頭が下がります。

 


 

【本日の充当編成】

本日充当された編成は以下の通り。

  • 1・4・7本目:1757F(11ヶ月ぶりの急行充当)
  • 2・5本目:5148F(下りの急行には初充当)
  • 3・6本目:3170F(下りの急行には約23年ぶりの充当)

日生中央に到着した電車は
通常の特急と同じように川西能勢口まで回送されたあと、
15分弱ほど停車し、次の日生急行に充当されます。
(5~7本目は平野まで回送されたあと入庫)

 


 

【ギャラリー】

(※画像クリックで拡大表示や保存ができます。スマートフォンの場合は横向け推奨です。)

 

自動放送装置の「201」は、
2017年のダイヤ改正で定期運行の妙見急行・日生急行が
廃止される際のアナウンス一新で追加されたもの。
あくまで【日生EXP代用時】という扱いです。

 

また、このアナウンス一新の際に英語アナウンスが追加されたので

「This is an Express train bound for 日生中央。」

という英語アナウンスは定期運行の急行では聴くことができませんでした。

 


 

【過去の運用実績】

 

2020/02/17(人身事故)

  • 1・4・7本目:5138F
  • 2・5本目:1757F
  • 3・6本目:5136F

 

2019/10/16(人身事故)

  • 3本目:7201F
  • 4本目:5138F
  • (1・2本目は運休、5~7本目は阪急車)

 

2018/06/18(大阪府北部地震)

  • 1本目:5108F
  • 2本目:5136F
  • (3~7本目は運休)

 

上記の通り、日生急行が発生する要因は大半が人身事故です。

日生急行が発生しないに越したことはない……この記事だって不謹慎……

イレギュラーな時こそ、
日々当たり前のように電車が走っている幸せを噛みしめたいものです。

 

 




(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

鉄道コム
Author: Barnirun
ある時はとあるシステム屋、ある時はとある三流音屋、ある時はとある宴会カメラマン、そしてある時はとあるのせでん沼。

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