【阪急バス】2024年3月ダイヤ改正で廃止される、箕面森町25時05分着の深夜バスに乗ってみた
<ご留意事項>
今回の廃止対象は『千里中央 24:30発』の箕面森町方面ゆき深夜バスです。
ダイヤ改正後も、箕面森町方面ゆき深夜バス自体は箕面萱野始発で(時間は早まるものの)残ります。
※2024/02/27追記:
阪急バスの新ダイヤが発表されたので、それぞれの新しい時刻を反映しました。
目次
前置き
2022年12月の能勢電鉄ダイヤ改正では
最終電車の時間が妙見線・日生線とも大きく早まり、
特に妙見口ゆきの大阪梅田からの最終連絡(平日)は
『24:00発』から『23:30発』と30分も早くなりました。
しかしそんな状況下でも『裏ワザ』が存在していました。
Osaka Metro御堂筋線~北大阪急行線で
(地下鉄)梅田23:56発に乗って「千里中央」まで行き、
そこから最終の深夜バス(24:30発)に乗り継ぐことで
23時台後半の「梅田から豊能町西地区方面への足」が実は確保されていたのです。
<前回の記事> ※裏ワザは「⑤千里中央駅からバスで帰る」の項
2022/11/09
しかしこの「裏ワザ」も、長くはもちませんでした。
2024年3月23日の北大阪急行の延伸に伴うダイヤ改正で、
・箕面森町ゆきは千里中央発から箕面萱野発に変更
・24時台の深夜バスの廃止
が発表されました。
詳細なダイヤは本記事公開時点では未発表ですが、
現行の深夜バスは千里中央『23:02発』『23:42発』『24:30発』の3本。
箕面萱野駅発の深夜バスは
『23:12発』『23:54発』の2本に変わるため、
『梅田 23:22発 ⇒ 箕面萱野 23:48着』
の電車が最終連絡となります。
こうなると当然、のせでんの最終連絡の代わりとしては使えなくなってしまいます。
※箕面森町ゆきの深夜バス自体は、残りの2本は存続します。
そこで今回は、
3月22日を最後に使えなくなってしまう、当サイトでは何度も提唱しておきながら筆者すら一度も利用したことの無かったこの『裏ワザ』を実際に使って、
豊能町方面に帰宅してみたレポートになります。
梅田から千里中央へ
現行ダイヤのOsaka Metro御堂筋線~北大阪急行は
『梅田 23:56発 ⇒ 千里中央 24:18着』
が最終電車となっています。
今回はその1本前に乗って千里中央へ。
(最終電車は入線のシーンを撮りたかったので)
にじさんじの志摩スペイン村に車内広告をジャックされた
8007Fが、23:56に千里中央に到着します。
列車の先頭からは延伸部分の線路がよく見えます。
既に線路は繋がっており、試運転なども行われています。
8007Fは折り返し桃山台の車庫へと回送。
そこから20分弱の待ちです。
千里中央駅ではのせでんと違って、最終電車の出発後は入場の改札が締められています。
日中はにぎわう駅前も深夜は静か・・・
そして最終電車となる9007Fが千里中央に到着。
こちらは箕面市の紅葉のラッピングを纏っています。
最終電車から降りてくるお客さんと
タイミングが重ならないうちに、バス乗り場へ向かいます。
最終深夜バス
ほどなくして、最終深夜バスが乗り場に到着しました。
23時以降に始発となる駅を発車するバスは
運賃が2倍となっており、系統番号の代わりに
『深夜割増』の文字が大きく書かれています。
千里中央⇒箕面森町は460円区間。
深夜割増だと片道920円となります。なかなか……
「廃止されるぐらいだから、ガラガラなんだろうな・・・」
と思っていたんですが、甘い。
金曜日ということもあってか、総勢30名のお客さんが乗車。
座席は全て埋まっていました。(定員は約60名)
ここまで人気の便でも無くさざるを得ないほど、
路線バス業界の乗務員不足は深刻なようです。
バスは定刻に出発し、
いつものバスと同じようにすいすいと走行。
箕面萱野駅には9001Fが留置されていました。
最初の停留所は白島。ここでも2名が乗車。
ここでは降車不可なんですが、誤乗されたとおぼしき方が
降ろして欲しいと運転士さんに話しかけるシーンも。
(止々呂美まで連れてかれて夜明かしはたまったもんじゃない……
交渉の末、所定の920円を支払って降ろしてもらっていました。)
白島を出るとバスは箕面グリーンロードトンネル……
もとい、滝ノ道ゆずるトンネルを通過。
トンネルを出ると止々呂美地区です。
31名おられた乗客が、各停留所で1人また1人と降りていきます。
深夜割増の片道運賃『920円』はなかなかのインパクト。
数えたところ合計7~8名がICカードの残高不足で止められ、
不足額を現金で支払っておられました。
箕面森町地区センターから先は
森町中~森町北の住宅地を一周します。
終点の『森町中央公園』に到着したのは定刻の25時05分。
ここまで乗り通していたのは筆者1人でした。
箕面森町からの夜間歩行
深夜バスを見送り、ここからは徒歩コースです。
24時間営業のTRIALの灯りが煌々とともっていました。
TRIAL前を通り過ぎると、
阪急バスの車庫(箕面森町出張所)が見えてきます。
先ほどの深夜バスも、森町中央公園からほど近いここに回送されて夜を明かします。
他にも箕面森町や東ときわ台・光風台エリアで見慣れた車両たちが。
全員ここが寝床なのです。
2回目の実証運行中(撮影日時点。2月19日で終了)の
ハニタスの車両も、4台中3台はここで寝ているようです。
とぼとぼ歩いて、ようやく豊能町に帰ってきた!!
ときわ壱番地に到着したのは25時30分頃。
絶対だれもいないのに電気がついています。
そこから帰宅時には26時前後になっていました。
2022年の能勢電ダイヤ改正前は妙見口留置を撮った後
歩いて帰った日によくこんな時間になりましたが、
今のダイヤになって妙見口留置が消滅してからは久しぶりですね……涙
編集後記
運転士不足による減便はやむなし・・・
みんな早く帰って早く寝よう!! 筆者お前もな!!
(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)
【直近の鉄道イベント情報】
(Tetsudo.comより)
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