【2021/03 終電繰り上げ】JR線の早まった終電を少しでも遅くできる地域がある!?

鉄道コラム

 

【目次】

<2023/11:追記・変更のお知らせ>

JRは2023年3月改正の終電時刻に、
阪急・阪神は2022年12月改正の時刻にあわせて
全体的にブラッシュアップしました。

公開当時の内容はこちらのアーカイブをご参照ください。

 


【概要・調査のいきさつ】

2月の極寒のある日のこと。

電話の声「○○さん(筆者)!!3月から JRの終電が24分も早くなるってホンマですか!?」

電話をかけてきたのは知人の実業家さん。
緊急事態宣言下でも毎日のように終電でJR神戸線沿線の某駅まで帰っておられて、電車移動についての質問は専ら筆者にしてくれるお方。

 

調べてみると、確かに3月13日のJRダイヤ改正で、
大阪駅24時28分発だった神戸方面の最終電車は24時04分に早まっている
しかしここで筆者はあることに気づく。

『阪神電車なら(同日のダイヤ変更で終電が早まるけど)もう少し遅くまでイケるのでは……?』
(この方のご自宅はJRの某駅と阪神の某駅のほぼ中間に位置するので、阪神で帰れなくはない)

そしてそんな需要は結構あるのでは・・・??

と、記事にしてみた次第です。

 

 



【1.JR神戸線⇒阪急神戸線・阪神本線】


JRの大阪駅を出発する神戸方面ゆきの最終電車は24時04分発

それに対して、阪急神戸線の最終は24時10分発の普通西宮北口ゆき。
(※時刻は平日・土休日とも共通)

そして阪神電車は24時20分発の尼崎ゆきまで電車があります。

上図の通り、阪急や阪神の神戸方面への最終電車は
JRよりも遅く大阪梅田を出発します
(最初に例に出した筆者の知人も、阪神で帰ることで多少のロスタイムが得られます)

 



【2.JR京都線⇒阪急京都線・大阪メトロ御堂筋線】


次にJR京都線ですが、残念ながらこちらは私鉄乗り換えのメリットがありません

というのも、JRの大阪駅を出発する京都方面ゆきの最終電車は24時00分発、高槻方面ゆきは24時10分発ですが……

阪急京都線の最終も24時10分発の普通高槻市ゆきとなっているのです。
(※JR・阪急とも平日・土休日共通。)

ただし目的地が新大阪の場合に限り、
Osaka Metro御堂筋線という救世主が……!
(東淀川でも新大阪からなら歩けそう)

 



【3.JR宝塚線⇒阪急宝塚線】


最後にJR宝塚線方面ですが、こちらは少しだけメリットがあります。

JRの大阪駅を出発する神戸方面ゆきの最終電車は24時04分発ですが、尼崎で最終の普通新三田ゆきに接続しています。
JRで伊丹・川西池田・宝塚方面へ帰る場合はこのルートが最終になります。

それに対して、阪急宝塚線の最終は24時10分発の普通雲雀丘花屋敷ゆき。
(※阪急も時刻は平日・土休日とも共通)

JR宝塚線と阪急宝塚線では途中のルートが大きく異なりますが、
川西池田へ帰られる方は辛うじて阪急の方が終電が遅くまで残っています。

なお、JRの塚口へ帰られる方は
阪急神戸線の最終(24時10分発の普通西宮北口ゆき)へどうぞ。

 

神戸線のパターンと違って
『5~6分しか違わないじゃないか!!』
と思われるかもしれませんが、これを知っているだけで

  • 「今日は終電になるから、初めから阪急で帰ろう。。。」
  • 「JRの終電に乗り遅れた!阪急ならまだダッシュすれば間に合う!!」

といった人生の選択肢が広がります。

(阪急は終電の発車ベルを2~3分ほど鳴らし続けるので、実際には上記の定刻よりも
 2~3分遅れて大阪梅田駅を出発します。

 ⇒こちらは終電繰り上げ時に無くなった模様。でもダッシュの価値はあります。)

 


 

【関連リンク】

 


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