【阪急】昔ながらのツーハン原型顔はどれぐらい残っているのか?

鉄道コラム

目次


前置き

ひと昔前まで、阪急2300・3000・3100系や5100・5300系に
大量に残っていた、表示幕未改造の先頭車。

しかしこれらの車両も老朽化と新車の登場で置き換えが進み、

  • 神戸本線:1991年1月(最終残存:3058F)
  • 宝塚本線:1993年初頭(最終残存:5132F)
  • 今津南線・甲陽線:1998年9月(最終残存:3161F)
  • 京都本線:2003年3月(最終残存:2307F)
  • 嵐山線:2009年4月(最終残存:2309F)
  • 今津北線:2011年9月(最終残存:3058F)
  • 箕面線:2012年2月(最終残存:3158F)
  • 伊丹線:2014年2月(最終残存:3077F)

までには表示幕のない「看板車」が消滅。
現在はわずかな車両が編成の中間に残るのみとなっています。

嵐山線を走っていた2309F(2005年撮影)

2021年には阪急公式YouTubeでその姿が披露されていましたが、
そこで登場した5100Fの5101・5114も、このほど引退してしまいました。

 



一覧表

では現在、そのわずかな表示幕未改造の先頭車は
どれぐらい残っているのでしょうか。

2023年5月現在、以下の編成の赤字部分
表示幕未改造の先頭車が残っています。

(京都線系統は、新造当初の手動式方向幕も含みます。)

  • 5100系(宝塚線)
    • 5104-5654-5685-5105+5110-5143+5126-5145
    • 5106-5656-5657-5107+5116-5117+5122-5123
       
  • 5300系(京都線)※手動式方向幕
    • 5304-5404+5305-5805-5854-5855-5905-5405
    • 5313-5413+5314-5804-5873-5884-5904-5414
    • 5317-5421+5322-5800-5877-5878-5900-5418
       
    • 5300-5850-5410+5310-5870-5860-5400
    • 5302-5852-5864-5402+5303-5863-5403
    • 5308-5893-5408+5309-5859-5869-5409
    • 5311-5871-5411+5312-5872-5882-5412
    • 5319-5856-5419+5320-5890-5880-5420
    • 5321-5866-5417+5318-5853-5862-5422
       
    • ※神戸線系統は既に残存せず
    • ※3300系の手動式方向幕は運転台撤去などで残存せず
    • ※保存車の2300系2301-2352は車籍が無いため除く
    • ※5100系・5300系とも、表示幕未改造の先頭車が無い編成は記載せず

 



編集後記

コロナ禍の運用減や新車による置き換えで
どんどん減っていく表示幕未改造の「原型顔」先頭車。

いつの間にか消えていた!となる前に、
少しでも記録に残していきたいものです。

 

 


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