【コラム】のせでんの各編成は果たしてマンベンなく働いているのか??(2023年版)

のせでんコラム

目次


前置き

そぼくなぎもん!!

  • 「あの編成、最近ずっと予備車になってる気がするけど休みすぎじゃない?」
  • 「パンタが1基しかない5108F、冬季ちゃんと動いてるの?」
  • 「あの編成こんなに休んで、編成ごとに運行日数にバラつきが出てるのでは??」

という沿線利用者の意見、あると思います。(要出典)

そこで、編成単位で

『2023年の1年間で何日、お客さんを乗せて営業運転に就いたのか』

集計してみました!!
(大好評?につき今年で3回目の開催となります!)

 



集計方法

今回も弊サイト内
能勢電運用ログ」の記事作成で使用している
マスターのExcelファイルを使用。

以下の基準で
「終日運用」「半日運用」
ごとに、各編成番号の文字が書かれたセルの数を集計しました。

なお、営業運転に入った日数の集計なので、
下記の「集計対象外」の日数は含めていません。
(厳密な走行距離の集計でもありません)

  • 集計期間
    • 2023年1月1日~2023年12月31日
  • 終日運用(1.0日計算)
    • 日中運用スジに入った場合
    • 山下⇔妙見口のシャトル運用スジに入った場合
    • 下記「半日運用②」に該当する場合は除外
  • 半日運用①(0.5日計算)
    • 平日の朝ラッシュのみ運用スジ
      (その後、平井回送前に取替があった日は取替前のみカウント)
  • 半日運用②(0.5日計算)
    • 日中運用スジで、定期または臨時の車両取替があった場合は取替前・取替後とも0.5日計算
    • ただし一時的な取替ですぐ元の車両に戻った場合は元の車両を1.0日、一時的に出た車両を0.5日で計算(2023年は記録に無し)
    • 阪急の特急運休や、猪名川花火大会の開催に伴う臨時夕出庫は0.5日計算
  • 集計対象外
    • 平野車庫(または日生中央)⇔平井車庫を回送で往復しただけの日
    • イベント列車・貸切列車充当時
       

(集計の様子)

 



集計結果

お待たせしました。
こちらが集計結果となります。

2022年12月のダイヤ改正で運用が減ったものの
車両も減ったので、1編成あたりの仕事量はさほど変わっていません。
また、全体的にVVVF制御の7200系が大活躍しています。

個別の編成単位で見ていきましょう。

  • 【1位】5142F 279.5日
    【2位】5124F 279日
    • やはり2連強い!!
      2023年も5142Fと5124Fがワンツーです。
    • 今回は全般重要部検査の年だったにもかかわらずトップの座を堅守しました。
      (※自動車でいう車検にあたる最も大きな検査。4年おきに実施。検査中は最短1ヶ月弱は運用から離脱。)
    • ただし2022年末のダイヤ改正後は走行距離が伸びまくっており、平井へ点検に行くペースが上がっているためか、2022年(両編成とも300日超え)ほどの激務ではありませんでした。
      しかし年間トータルの走行距離では2022年を上回っているかもしれません。
       
  • 【3位】7200F 251日
    • 2021年・2022年はあまり調子の出ていなかった7200Fが今回は4連の中でトップ!!
      ダイヤ改正で朝入庫や夕出庫といった半日のみ走るスジが大幅に減ったことも関係していそうです。
       
  • 【4位】1757F 233日
    • 2023年は「レジェンド」1757Fが祝電110周年記念号にと大忙し。
    • 2021年・2022年の稼働日数は(1700系が4編成いたこともあって)平均レベルでしたが、2023年は特にくるくると働いていた印象です。
       
  • 【5位】7202F 230日
    【6位】7201F 221日
    • 続いたのは7200系の7202Fと7201F。
      7201Fは全般重要部検査が無ければもっと数字を伸ばしていたでしょう。
    • いずれもVVVFインバータ制御で、省エネ性能が高い車両となっています。
      3位の7200Fともども、走らせる日数が多いほど能勢電鉄さんの電力負担が軽くなります。
       
  • 【7位】5108F 210日
    • 2021年・2022年は上位だった5108F。
      全般重要部検査の年だったためか、今回は少し順位を下げています。
      検査中の正雀工場では「表示幕でビンゴ!」にも供されていました。
       
  • 【8位】5138F 203.5日
    【9位】5148F 202.5日
    【10位】5146F 197.5日
    • 2023年は5100系の4連が全体的に稼働率低めでした。
      省エネ性能で無いためか車庫で寝ている日も多かった印象です。
    • 5148Fは夏季の2連代走時には休車だった中間車を無視して、
      2連での営業運転日や倒木で半日止まった日も全て「1.0」とカウントしてこの結果です。
       
  • 【11位】5136F 192.5日
    • 上記(8~10位)の事由に加えて、
      全般重要部検査の年が重なった5136Fはさらに稼働率低めに。
    • しかし、ヘッドマーク掲出期間中はなるだけ出番が与えられていたようです。
       
  • 【12位】1755F 172日
    • 2023年の稼働率が唯一割を切ったのが1755Fでした。
      残り2編成になった「レジェンド」の片翼でありながら、
      1757Fとは対照的にスポットライトが当たる機会があまりありませんでした。
    • 他車と同様に丁寧に整備されており、特に大きな故障をやらかす車両でもないのですが、省エネ性能やバリアフリー基準に準拠していないことも一因にあるでしょう。
    • 2023年12月以降はさらに運用離脱する期間が長くなっており、すっかりレアキャラ化。
      1755Fを置き換える新車が来るまで書類上は休車にして、検査期限を延長(延命)する狙いがあるのかもしれません。
       

 



ちなみに特急は(新企画)

今回より新企画!!

平日の朝夕ラッシュに『特急日生エクスプレス』として
能勢電鉄線内に入ってくる阪急の8両編成についても、
全記録が残っているのでカウントしてみました。

こちらはランキング形式ではなく、
能勢電鉄線内に入った回数の列挙のみとなります。
数が多く感じるのは、朝夕とも入線した日はとカウントしているためです。
また営業運転とは別ながらイベント列車での入線も含めます。
(2023年は無いと思いますが非公開試運転は除きます)

  • 6002F:1往復(イベント列車のみ)
  • 8004F:126往復(うち Classic 15往復、Memorial 71往復)
  • 8005F:246往復
  • 8006F:242往復
  • 8007F:241往復
  • 1001F:285往復(うち SDGsトレイン 285往復)
  • 1003F:281往復
  • 1004F:313往復(うち ちいかわ号 139往復)
  • 1006F:292往復(うち ミッフィー号 75往復)
  • 1009F:287往復(うち 万博ラッピング 12往復)
  • 1012F:239往復
  • 1013F:305往復
  • 1015F:277往復
  • 1018F:274往復
     

 



関連記事

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

今回は第3回です。
過去のノセデンダービーの結果はこちらからどうぞ。


 


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