【コラム】能勢電鉄の白い換気ステッカーはいつの間に撤去されていたのか?

のせでんコラム,能勢電ニュース


 


目次


前置き

もはや忘却の彼方かもしれませんが・・・

新型コロナ対策として、阪急電車や能勢電車の側面窓に

    とか

といったステッカーが貼られていたのを覚えておられますでしょうか。

このステッカーはコロナの第6波がやってきた2021年12月頃に各車両に順次貼付され、
第6波が収まってきた2022年3月頃に順次剥がされています。

車内換気について|鉄道情報 お知らせ|阪急電鉄

として阪急電鉄HP内でPRされていたページも、現在は削除されています。
(このリンク先はウェイバックマシンのアーカイブです)

 
<2022/07追記:>
阪急さんがなにやらこのステッカーの存在意義を自ら否定するようなお知らせを出していますが、
この記事においては1回見なかったことにしてあげましょう。

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換気ステッカーの導入

阪急電鉄においては、2021年12月頃から

  • 白い「この車両は空調装置で換気しているため 窓を閉めて運行しています」
  • 青い「換気のため、窓を開けて運行しています ご協力をお願いします」

のいずれかのステッカーが
各車両の側面窓に貼り付けられました。

この白と青のステッカーの使い分けは
空調装置の新旧によるもので、

空調装置を改造した上記ステッカー掲出の車両は、暖房を使用する冬期でも常に空調装置のファンを稼働し換気ができているため、窓を閉めて運行します。

なお、停車時の扉開閉でも十分な換気が出来ております。

(引用元:上記の阪急HPのお知らせ)

という触れ込みでした。

※阪急では一部例外で異なるステッカーあり。
 能勢電鉄籍の6002Fは空調装置が旧型にもかかわらず白ステッカーでした。

 

子会社の能勢電鉄においては、空調装置が更新済みの
「5146F」「5148F」「7201F」「7202F」
の4編成に対してのみ、2022年2月に
白の「窓を閉めて運行しています」ステッカーが貼付されました。

(いずれも平井車庫で貼付。日付は弊サイト内「のせでん出来事ログ」より)

  • 02/02:5148Fに白色ステッカー貼付
  • 02/03:5146Fに白色ステッカー貼付
  • 02/07:7202Fに白色ステッカー貼付
  • 02/08:7201Fに白色ステッカー貼付

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阪急側の換気ステッカー撤去

そんな折、阪急では3月10日頃より白・青ともステッカーが順次撤去開始。
3月末までには窓の換気ステッカーはほぼ消滅しました。

※能勢電鉄籍の6002Fも、3月31日までには撤去が目撃されています。

春になって暖かくなったからなのか、
コロナが徐々に落ち着いてきたからなのか、
新しい空調装置でも換気効果が不十分だったからなのか……

真相は換気されてしまい、もはや窓の外です。

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能勢側の換気ステッカー撤去

しかし、阪急側が2022年3月に順次ステッカーを撤去したのに対し、
能勢電鉄線においてはしばらく換気ステッカーが残存しました。

しかし、気が付いたらステッカーが無くなっており、
Twitter等を検索してもそのタイミングは不明瞭でした。
本記事ではそのタイミングについて追いかけます。

筆者のカメラで撮った日々の記録の写真を見返していると、
7202Fが
「4月2日にはステッカー有」
「4月17日にはステッカー無」
になっているのを確認できました。

つまりこの間の平井車庫へ行った日に、
ステッカーが剥がされたものと考えられます。

 

ここから弊サイト内「能勢電運用ログ」より、その日付を計算してみると……

  • 04/06?:7202Fから白色ステッカー撤去
  • 04/07?:7201Fから白色ステッカー撤去
  • 04/10?:5148Fから白色ステッカー撤去

という流れになります。

※精確な日付については確認できていません。
 もしかしたら7202Fは04/14、7201Fは04/12、5148Fは03/31とかに撤去されていたのかもしれません。
 このあたりは目撃されていた方の情報提供をお待ちしております。

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検査入場中だった5146Fは……?

さて、上記の撤去予測日に記載が無いのが5146Fです。

5146Fは4年に一度の定期検査のため、
ちょうどこの一連のステッカー撤去と同時期の)03/31に正雀工場へ入場し、
04/25に出場して平野へ帰還しています。

そしてWeb上に上がっている写真をつなぎあわせて導き出される結論は……?

04/25の午後にステッカー付のまま正雀を出場して平井車庫に回送され、同日夜に平野に帰還する前に平井車庫でステッカーが撤去された

となります。

そのため、他サイト様における正雀出場前や出場回送の記事ではステッカーが残存しており、
出場後の平野返却や能勢線内試運転ではステッカーが無くなっています。

 

【参考リンク】

5146Fの入場時には
緑色の優先座席モケットが阪急・能勢電を通じて消滅!」
とファンから惜しまれたものですが、
実は換気ステッカーも5146Fをもって完全消滅の運びとなっていたのです。

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編集後記

いったい、換気ステッカーとは、なんだったのか。

 

 

(2023追記)
2022年の冬季にも阪急では換気ステッカーが新たに貼付されましたが、
今度は能勢車両には波及しませんでした。

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【2024/08追記】能勢車両によみがえった換気ステッカー

さっき「今度は能勢車両には波及しませんでした。」と書いたが、
あれは嘘だった・・・

2024年2月13日の深夜に
阪急西宮車庫から阪神尼崎車庫へと回送された
阪急7036F・7037F

この2編成については、
回送時点や同年8月の改造中の状態でも
換気ステッカー(※ただし2022年冬季版)が残存しています。

大手の鉄道趣味雑誌にある車両のうごきコーナーによれば、2月13日付で阪急としては廃車済み。
(備考欄に「解体」って書いてあってオイオイ!!)
この日以降は「能勢電鉄の車両として」換気ステッカーが残っている状態といえます。

 

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(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

 
鉄道コム


【直近の鉄道イベント情報】

Tetsudo.comより)


 

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