【阪急・能勢電鉄】2025/02/22ダイヤ改正へ!! ポイントを解説

能勢電ニュース


 

本記事は2025年2月予定のダイヤ改正についての特集です。
2022年12月のダイヤ改正はこちら


目次


前置き

阪急電鉄・能勢電鉄では、2024年12月5日に
2025年2月22日のダイヤ改正を発表。

神戸線・宝塚線のダイヤがそこそこ変わるほか、
付随して能勢電鉄線のダイヤもちょこちょこ変わります。

前回(2022年12月)の改正時は
川西能勢口~妙見口の直通97%カットなど
インパクトが大きすぎたため当サイトでも速報を出しました。
それに対して、今回は緩やかだったのでダイヤ発表後の記事公開となります。
(公式発表をなぞるだけの記事なんて読んでて面白くないからね!)

阪急神戸線・阪急宝塚線の
新ダイヤ解説は数多の有識者に委ねて、
当サイトでは能勢電鉄に絞って利用者目線・趣味者目線の両面で紐解いていきます。

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ダイヤ改正の概要

先ほど面白くないと言いつつも、
まずはダイヤがどう変わるのか公式発表をおさらいします。

(ダイヤが変わった結果どうなるのかは次項から)

<公式発表>
神戸線・宝塚線のダイヤ改正について | 阪急電鉄からのお知らせ(阪急電鉄)
ダイヤ改正について(能勢電鉄HP:PDF)

<能勢電鉄の主なダイヤ変更点>(2025/02)

  • ①平日ダイヤにおける朝・夕ラッシュ時間帯の
    川西能勢口駅での下り各駅停車と阪急宝塚線上り列車との接続改善
    • 阪急宝塚方面からの列車と能勢電鉄の日生中央行きの接続が大幅に改善されます。
      (平日朝9本、夕13本)
    • また平日朝には能勢電鉄から阪急の大阪梅田ゆきとの接続も改善されます。
      (しわ寄せもありますが後述)
    • これに関連して、平日夕ラッシュの特急日生エクスプレスが各列車とも3分繰り下げになります。
  • ②山下駅での日生中央行きと妙見口行きとの接続時間の最適化
    • 日生中央行きから妙見口行きに乗り換える時間が30秒延長されます。
  • ③土休日ダイヤにて、妙見口行き下り最終電車の出発時刻を繰り下げ
    • 土休日ダイヤの妙見口行き下り最終電車が5分繰り下げ、平日と同じ大阪梅田23:30発が最終連絡になります。

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(利用者目線)改善点・改悪点は?

ではここから、通勤通学などで
日頃から能勢電鉄を利用している方に向けて
『どう良くなるのか、逆に悪くなるのか』
を解説していきます。

全体的には
前回(2022年末)落ちるところまで落ちたため
そこから比べればちょっと(だいぶ)マシになっています。

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改善点✨

1.日中下りの山下での接続改善
公式のリリースにもある通り、
日生中央行きから妙見口行きに乗り換える時間が約30秒延長されます。

これは前回改正よりもっと以前からあった課題で、
お年寄りや足腰の弱い方が山下で日生中央ゆきから妙見口ゆきへの乗り換えが間に合わないというもの。
そのリスクが少しでも軽減されます。

なおそれと等価交換で、
逆方向の乗り換え(川西能勢口ゆき)の乗り換え時間は約30秒短くなります。
妙見口方面から山下に着いたら、
向かいのホームにもう川西能勢口ゆきが止まっていてダッシュ!なんて事も増えるでしょう。

 
2.平日夕方ラッシュ時の接続改善①
梅田方面から特急日生エクスプレスに乗って笹部~妙見口方面へ乗り換えて帰る人たちに朗報。
特急の直後の通勤急行から川西能勢口で各駅停車に連絡。
大阪梅田発の「笹部~妙見口方面の接続列車」が20分あたり1本→2本に戻ります

前前ダイヤ:
・梅田18時17分発[特]→妙見19時04分着(所要47分)
・梅田18時20分発[急]→妙見19時14分着(所要54分)
・梅田18時27分発[急]→妙見19時24分着(所要57分)
・梅田18時30分発[急]→妙見19時24分着(所要54分)
・梅田18時37分発[特]→妙見19時24分着(所要47分)

前ダイヤ
・梅田18時17分発[特]→妙見19時04分着(所要47分)
・梅田18時20分発[急]→妙見19時24分着(所要64分)
・梅田18時27分発[急]→妙見19時24分着(所要57分)
・梅田18時30分発[急]→妙見19時24分着(所要54分)
・梅田18時37分発[特]→妙見19時24分着(所要47分)

新ダイヤ:(✨が改善点)
・梅田18時20分発[特]→妙見19時08分着(所要48分)
・梅田18時23分発[通]→妙見19時18分着(所要55分)✨
・梅田18時30分発[急]→妙見19時28分着(所要58分)
・梅田18時33分発[通]→妙見19時28分着(所要55分)
・梅田18時40分発[特]→妙見19時28分着(所要48分)

特急に乗り遅れても、直後の通勤急行(新設)に乗れば
10分後の妙見口ゆきに接続できるようになりました。いや戻りました

なお特急の時間が3分繰り下げになったため
妙見口着も4分遅くなっていますが、山下の乗り換え時間が少し増えています。

 
また特急の合間に走る各駅停車の時刻も変更され、
特急の直後の通勤急行から川西能勢口で各駅停車に連絡。
平野・畦野・山下・日生中央へ1分でも早く帰りたい人の選択肢が増えています。

前ダイヤ
・梅田18時17分発[特]→日生18時57分着(所要40分)
・梅田18時20分発[急]→日生19時12分着(所要52分)
・梅田18時27分発[急]→日生19時12分着(所要45分)
・梅田18時30分発[急]→日生19時17分着(所要47分)
・梅田18時37分発[特]→日生19時17分着(所要40分)

新ダイヤ:(✨が改善点)
・梅田18時20分発[特]→日生19時00分着(所要40分)
・梅田18時23分発[通]→日生19時10分着(所要47分)✨
・梅田18時30分発[急]→日生19時17分着(所要47分)
・梅田18時33分発[通]→日生19時20分着(所要47分)
・梅田18時40分発[特]→日生19時20分着(所要40分)

 
3.平日夕方ラッシュ時の接続改善②
宝塚方面から急行大阪梅田ゆきに乗って、
川西能勢口でのせでんに乗り換えようとしたら……
『到着と同時にのせでんが発車していく!!!!』

平日夕方ラッシュ時、こんな苦い経験をされた方は多いと思います。
のせでんの発車時刻変更によってこの接続が改善されます。
(13本=2時間ってすごいな・・・)

 
4.平日朝ラッシュ後の接続改善
平日朝ラッシュ後の9時前後の時間帯。
現行ダイヤだと電車の間隔が11~12分とかだったりして
微妙に急行大阪梅田ゆきとの接続が取れていませんが、
これが10分間隔になって揃うようになります。

 
5.土休日の妙見口ゆき終電繰り下げ
リリース資料にある通り、
土休日の妙見口ゆき終電が5分繰り下げとなり、
最終連絡の大阪梅田発の時刻が10分繰り下げになります。
(土休日も平日と同じ大阪梅田23:30発が最終に)
飲み会帰りとかだと、この10分がありがたい。

なおこの副次効果として(?)、
日生中央発川西能勢口ゆきの最終電車も2分繰り下げられています。
(現行23:35発 ⇒ 新23:37発)

 
6.平日朝の山下発日生中央ゆき増便
ここからはリリース資料から読み取れない『地味改善ポイント』です。

発表された全列車時刻表を見ていると、
平日朝6時台の「山下→日生中央」の便が4本から6本に増便しています。
これは平野を出庫した電車が日生中央まで回送されるところ、うち2本を山下から客扱いしようというもの。
この時間帯に一定の需要があるようです。
(これができるなら深夜の入庫回送にも客乗せてよ……)

 
7.平日朝ラッシュ時の増便
これも『地味改善ポイント』
現行ダイヤでは
「川西能勢口6:42発 日生中央ゆき」
「日生中央8:58発 川西能勢口ゆき」
という2本の回送列車が存在します。
(後者は点検のため、そのまま阪急の平井車庫まで回送)

この2本の回送が各駅停車に変わることで、
トータルで上下線1本ずつの増便になっています。
先述の「4.平日朝ラッシュ後の接続改善」は、この変更によって実現しています。

 
8.夜間の妙見口方面からの接続改善
これもまた『地味改善ポイント』です。
21時以降の夜間、山下駅では
基本的に下り列車にあわせた接続が取られており、
逆に上りの「妙見口方面から山下で川西能勢口ゆきに乗り換え」の利便性は無視されていました。
(山下着の直前に川西能勢口ゆきが発車して山下8分待ちとかザラ)

これが均整化され、夜間の「妙見口方面から山下で川西能勢口ゆきに乗り換え」の待ち時間が短縮されています。

なおこの副次効果として、
夜間の日生中央発の上り列車の時刻が変わっているため
川西能勢口での停車時間が長くなっています。(現行の土休日と同じぐらい)

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改悪点💦

1.妙見口発川西能勢口ゆきの廃止
いきなりリリース資料から読み取れなかった『地味改悪ポイント』から。
1月22日に発表された全列車時刻表を見てみると、
始発がいきなり日生中央始発の川西能勢口ゆきでスタートしています。
妙見口からの始発列車は山下ゆきで、日生中央からの始発列車に接続する形です。
(5時台の2本目や3本目も同じような形態です)

前回のダイヤ改正では豊能町西地区民へのお慰み(?)として
早朝時間帯に妙見口発川西能勢口ゆきの直通列車が平日3本、土休日2本だけ残されていました。
しかし需給のバランスをとるためか、妙見口発の列車は全て山下ゆきに変更となっています。
また平日の下り始発列車も、妙見口ゆきから日生中央ゆきに変更されています。
(※深夜の下り最終電車は妙見口ゆきで残存)

怒れ!!豊能町西地区民。
(※前回は連呼したけど今回はこの1回だけです)

 
一応この変更で能勢電鉄さんにもメリットはあって
早朝5時台だけ4号線を開放する必要がなくなり、イベント時以外は完全に封鎖できるようになります。
それに伴ってホームの掃除とかエレベーターの点検とかのコスト削減が期待できます。
(現在はロープが張られていますがガチ金属柵とか付くかも?)

 
2.山下⇔妙見口間の謎の空白時間
先述の「改善点」にて平日朝ラッシュ後の接続改善を挙げましたが、そのしわ寄せです。
なお妙見口方面からの接続も同様に、
11~12分とかの所が10分間隔になっている……のですが、9時台と18時台に14分ほど空く場所が存在します。
もうこれはタイミング運なんですが、この時間帯で待たされると不運。。。
(18時台の方は通学帰宅帯なんだから緩和してほしさ)

なお平日21時台に1か所だけ15分空いてた所は17分に拡がっています。
(その後は10分とか12分間隔に戻るのに……)

 
3.日中上りの山下での接続時間短縮
先ほど「改善点」の最初に書いたところですが、
下りの乗り換え時間が約30秒増えるのと等価交換で、
妙見口方面から山下で川西能勢口ゆきに乗り換える時間は約30秒削られます。

同じホームの向かい側なので
基本的にはダッシュで何とかなりますが、
遠方の方などで乗り換えが必要なことを失念していると乗り遅れてしまうでしょう。
また山下ゆきで遅延が発生した際には接続を切られる(置いて行かれる)リスクが高まります。

日中10分間隔が維持されている限り、こればかりはどうしようもありません。

 
4.平日の妙見口発山下ゆき終電繰り下げ
「終電繰り下げ?いいじゃない!」
って思ったそこのアナタ、甘い。
これもリリース資料から読み取れなかった『地味改悪ポイント』です。

平日の妙見口発山下ゆき最終電車は、現行23:35発から23:43発に8分繰り下げになります。
これによって山下で川西能勢口ゆき最終電車への接続が失われます。
川西能勢口へ最終連絡する電車に限定すると、現行23:35発から23:20発に15分繰り上げになります。

その妙見口23:33頃発の回送電車(時刻表には載ってませんがここのはず)に客を乗せろォ!!
(実際にダイヤ改正されるまでは何とも言えませんが、
 ここが回送ではなく留置にするとかの都合かもしれません。)

ここも怒れ!!ポイントではありますが、実際の需要が少なすぎるのと、
前回のダイヤ改正で68分も繰り上げられたことを思えば8分繰り下げって悪くないよ……()

なお土休日は現行23:29発から23:30発に1分繰り下げ。
土休日は川西能勢口ゆき最終電車への接続が維持されています。

 

その他、新車のデビュー(予定)によって
山下⇔妙見口の2両編成がたまに4両で代走する日が
存続するかどうかは不明ですが、ダイヤ改正と直接の関係は無いため除きます。

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据え置き点

1.夜間の川西能勢口駅での接続はそのまま
大阪梅田から急行宝塚ゆきに乗って、川西能勢口で日生中央ゆきに乗り換え。
これ自体は今まで通りですが、乗り換え時間が約2分しかなくタイト過ぎるのも今まで通りです。
ちょっと阪急が遅れたら民族大移動 or 置いていかれることになりそう。トイレも我慢です。

 
2.夜の川西能勢口発妙見口ゆきの本数はそのまま
早朝については「改悪点」で触れた通りですが、
夜の川西能勢口発妙見口ゆきは変わらず最終電車(24時前)だけが維持となっています。

なんで1本だけ残しているのか?
もちろん豊能町西地区民への言い訳が立つようにということもありますが……
技術的な課題でこうせざるを得ないのでは?と筆者は考えています。
(マニアックな話になるのでここでは割愛します)

さて、日生中央が最寄りの方にとっては、
1本だけが妙見口ゆきで、寝過ごしても引き返す電車が無いのは『罠』でしかありません。
どうせ妙見口から平野へ回送するなら、山下まででも救済されるダイヤに戻ることを切に願います。

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(趣味者目線)現れるもの・消えるものは?

ここからは鉄道マニア目線で、
次の改正で新設または復活するものと、
逆に消滅してしまうものを列挙していきます。

※ここからはかなりマニアックな内容を含むため、
 電車に詳しくない方には意味不明なワードが多数登場します。
※7210F/7211Fおよび1755Fの去就の時期については
 記事公開時点で不明なため、
 ダイヤ改正関連の「現れるもの・消えるもの」には含めません。

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新設/復活するもの✨

1.以外は「前回までのダイヤ改正で消えてしまったもの」の復活になります。

 
1.阪急新2000系による特急日生エクスプレス
ダイヤ改正と直接関係があるかは不明ですが、
阪急新2000系はダイヤ改正とほぼ同時の2月24日に宝塚線でのデビューが告知されています
新ダイヤの平日初日である2月25日から、さっそく能勢線内にやって来る可能性も??
(各種調整の都合、数ヶ月経ってからになるかもしれませんが)

<関連記事>
【阪急】新2000系 2000Fがついに登場!(陸送搬入)

 
2.妙見口発の「山下」ゆき表示
妙見口発の山下ゆきは、現行ダイヤでは
全て妙見口方面へ折り返すため「山下⇔妙見口」表示になっています。

発表された新ダイヤでは、早朝の山下ゆきが
妙見口(あるいは日生中央??)へ折り返し回送になると見られ、
それに伴って「山下」表示が復活すると考えられます。

なお日生中央駅での「山下」表示は、
24時00分発の最終山下ゆきにのみ残ります。
「山下」と「山下⇔日生中央」のどちらが表示されるかは
運転士によって異なるため、ある意味運試しです。
(※その意味では、ここも運試しになるかもしれません)

 
3.山下ゆきの山下到着後回送
上記2.の続きですが、早朝の妙見口発山下ゆきは
山下に到着後回送になる模様。(平日1本、土休日2本)

記事公開時点では折り返し先が妙見口なのか、
はたまた営業列車での日生中央になるのかは不明ですが、
2017年3月ダイヤで平日朝に1本だけ存在した
「山下に着いたあと回送で妙見口まで折り返す」
というムーブが復活する可能性が高そうです。
(※実際の折り返し先は、公式の各駅時刻表の発表待ち)

現行ダイヤでは深夜の妙見口で見られるのみですが、山下⇔妙見口から回送に変わる際の幕回しで
「特急日生エクスプレス|川西能勢口」
「特急日生エクスプレス|日生中央」
表示が一瞬見られます。7210F/7211Fデビューまでの間はこれが早朝の山下でも見られることに……?

 
4.6002Fによる「通勤急行」
これは阪急宝塚線側の話題ですが、
今回のダイヤ改正で「通勤急行」という種別が復活(新設)します。

復活する今回の通勤急行は3代目で、
先代(2代目)の通勤急行は現在の通勤特急と同じ停車駅でした。
(2003年改正で新設~2015年改正で廃止)
(当時の停車駅:梅田・十三・豊中・石橋~宝塚の各駅)

先代の通勤急行が運行されていた頃、
6002Fは阪急所属で、能勢電鉄にも毎日のように乗り入れていました。
朝の特急日生エクスプレスで10連として梅田に着いた後、
折り返し通勤急行宝塚ゆき(雲雀丘花屋敷で後ろ2両を解放)という運行パターンが定番でした。

今般のダイヤ改正で、夕ラッシュではありますが
その6002Fによる「通勤急行 宝塚」表示が約10年ぶりに見られることになります。

 
5.川西能勢口駅 3号線到着の営業列車
前回ダイヤ改正後の記事で「消えるもの」に入れていた項目。
発表された新ダイヤに沿ってダイヤグラムを引いてみると、
どうやら3号線に到着してそのまま平井車庫へ向かう川西能勢口ゆきが1本復活するようです。

※この項目は未確定です。実際には復活しないかもしれません。が、「川能→平野」と「平野→川能」の回送を別途わざわざ設定するかというと……?

 
6.???
(改正後に実は新設/復活したものが判明した際に追記)

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消えるもの💦

<前回の記事>
【能勢電鉄】2022/12ダイヤ改正で消えるもの まとめ

前回のダイヤ改正では消えるものが多すぎて
独立した記事に17項目にわたって列挙しましたが、
今回はそこまででもないので本記事にて順にまとめていきます。

 
1.妙見口発の「川西能勢口」ゆき
2.定期の山下駅4号線ホーム使用
妙見口発の営業列車はすべて山下ゆきに。
100年以上の歴史を持つ『妙見口発の「川西能勢口」ゆき』に、いったん終止符が打たれます。

またこれに伴って、早朝5時台だけ存在した
定期列車での山下駅4号線ホームの使用も終了。
回送列車の通過(運転停車)のみの使用となり、
イベント時以外は完全に封鎖されることになりそうです。
(01/29追記:能勢電鉄HPにて各駅の新しい時刻表が公開。山下4号線の記号は正式に消えています。)

また平日の朝5:35にだけはチャンスがあった、
営業列車同士の山下3・4号線並びも見納めになります。

 
3.早朝の山下スイッチバック
こちらは前回の記事でも「消えるもの」に入れていましたが、
6~7月の日の出が早い時期に限りギリギリ5時台に下図ぐらいの明るさで見られていました。

しかし今回のダイヤ改正で日生中央発の山下ゆき、
およびスイッチバックは深夜の24時台のみになってしまいます。

 
4.自社車両による平日朝ラッシュ時の通し回送と、川西能勢口折り返し回送
先ほど利用者向けの『改善点』で書いた内容ですが、
現行ダイヤでは
「川西能勢口6:42発 日生中央ゆき」
「日生中央8:58発 川西能勢口ゆき」
という2本の回送列車が存在します。
(後者は点検のため、そのまま阪急の平井車庫まで回送)

この2本が営業列車に変わるため、朝時間帯の4連による
「川西能勢口発の下り回送」
「日生中央発の上り回送」
が定期では無くなると考えられます。
(夕方や夜間まで入れると残存はありますが、光線とかの条件がだいぶ変わりそう)

2017年改正前の急行がバンバン走っていた頃は
朝ラッシュに川西能勢口に到着した列車の3~5割ほどが折り返し回送に変わっていたのに……
あの時代は遠くなりにけり。

 
5.定期の「点検のため平野で車両取替」(01/29追記)
1月29日に、能勢電鉄HPにて各駅の新しい時刻表が公開されました。
これを眺めてみると、時刻表の凡例から消えている項目が3つ。

1つ目は山下~妙見口駅間の編成両数。
=4両編成といったもの。全て2連になる訳じゃないけど……)
2つ目はそれに伴う、妙見口~笹部の「川」印と、山下駅の4号線発車マーク。
そして3つ目は『⭙印=車両点検のため、平野駅で車両を取り替えます。』というもの。

車両取替とは?というのはこちらの記事で解説していますが、
利用者目線では平野で余計な乗り換えが1回増えるアレです。
これが各駅時刻表から消えており、
車両故障など臨時のもの以外は車両取替が無くなる可能性が高くなっています。
(現行は土休日ダイヤの日生中央15:29発のみが該当)

 

 
6.???
(改正後に実は消えたものが判明した際に追記)

 

番外:公式リリースのタイトル
今回の公式リリース資料のタイトルは『ダイヤ改正について』
前回は鉄道線のダイヤ改正について』

鋼索線と索道線(妙見の森ケーブルと妙見の森リフト)が
無くなったあおりがここにも……泣

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ダイヤ予想

発表された新ダイヤに沿って、
ダイヤグラムを引いてみたものがこちら。
(まだ平日朝ラッシュのみです)

多分まだ間違いだらけ。
2月22日のダイヤ改正後に「答え合わせ」していきたいと思います。

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編集後記

良い所や悪い所を書き並べましたが、
全体的には良くなる(前より少しマシになる)と期待しています。

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関連リンク

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(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

 
鉄道コム


【直近の鉄道イベント情報】

Tetsudo.comより)


 

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