【能勢電鉄】約半数の駅で一部の改札機が使用停止中

能勢電ニュース


概要

2024年1月29日頃より、能勢電鉄の一部の駅で
改集札機(改札機)のうち1台を使用停止する措置がとられています。

対象は15駅中、半数近くとなる以下の7駅です。

  • 平野駅
  • 畦野駅
  • 山下駅
  • 日生中央駅
  • 光風台駅
  • ときわ台駅
  • 妙見口駅

 



どうしてこの7駅が選定されたのか?

これらの対象となった駅には共通点があり、

  • 改札機が元から3台以上設置されていた
  • 利用者数があまり多くない

の2点となっています。
改札機が2台しかない駅で片方を塞いでしまうと、
残った1台で万が一「券詰まり」が起こった時に
お客さんが改札を出入りできなくなってしまいます。なお笹部駅は

しかし「あまり多くない」と言うとふわっとしているのと、
改札機が3台ある多田駅は対象外になっている点より、
根拠といえる数字があるか調査してみました。

 

以下は各駅の2021年度(現状最新)における
乗車人員・降車人員・乗降客数のデータとなります。

太字が今回の対象駅です。
こちらを見てみると、多田駅は意外と乗降客数が多いことがわかります。平野よりも
そして乗車人員を改札機の台数で割ると、太字の駅は全て1,000人未満となっています。
(※川西能勢口は親会社と共同使用のため除外)
(※改札機が上下線に2台ずつある絹延橋・鴬の森・鼓滝は2台として計算)
(※日生中央は乗車人員が公表されていないため、乗降客数÷2として計算)

 
つまり、導き出される結論は……

  • 改札機が元から(片側)3台以上設置されていた
  • 乗車人員÷片側の改札機の台数 < 1000

の両方を満たす駅が、今回の
改札機1台使用停止の対象になっていることがわかります。

そして各駅とも、磁気券対応(IC専用ではない)の
改札機が2台以上残されているようです。
なお笹部駅は
なお元から2台中1台がIC専用になっている一の鳥居駅は

 



編集後記

「そんなにお客さん減ってるのか……寂しい……」

とも取れますが、業務効率化のためのこういうコストカットは歓迎したいところです。
(現状は改札機の電源がONのままですが、電源ごと落としてもいいはず)

 

⇒02/16追記:02/15頃より、
 今回使用停止中になった改札機の電源が落とされています。

 

⇒10/03追記:9月下旬に、
 日生中央駅にて使用停止の改札機が
 撤去されています。(他駅はまだそのまま)

 

 


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