【絹延橋駅・キセラ川西】フードロスゼロへの取り組みレポート
ひまわりが咲いたり、あじさいが咲いたりしていた
絹延橋駅のホーム脇で、新たな試みが始まっています。
目次
前置き
2023年10月1日、
『絹延橋駅ファーム』と称された上りホーム脇の花壇エリア。
これまでにも花の植栽などはありましたが、
今回は少し様子が違います。
のせでん沿線内外から集まった約20人。
皆さん、フードロスゼロの取り組みに参加しておられる方々です。
ここに畑を耕して野菜の種をまく!
というイベントが本日開催されるとのことで、
お邪魔してきました。
阪急百貨店やイズミヤを運営する
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社を中心に、
「フードロスゼロチャレンジデイズ」などの取り組みを
2023年春から不定期に開催されています。
先日の妙見の森フェスティバルで開催された
「グッド!ネイバー!ミーティング!」もその一環でした。
2023/10/23
【PR】妙見の森フェスティバル参加したよ 後編「グッド!ネイバー!ミーティング!」
※(一社)とよのていねい様のサイトへジャンプします
絹延橋駅ファーム苗植え
絹延橋駅の集合は朝の9時。
まずは主催者や集まった参加者さん達が軽く自己紹介。
能勢電鉄さんからも社員さんが2名お越しになっていて
「地主です!」
という自己紹介で笑いがおこっていました。
(たしかに能勢電鉄さんの土地ですからね)
また、
「ふだん皆さんが利用する駅に付加価値を付けていきたい!」
ともおっしゃっていました。
平井へ回送される5142Fを眺めながら作業開始。
最初に水はけや水持ちをよくするために
赤玉土、鹿沼土などの肥料をまき、石を取り除きます。
次に腐葉土をまき、微生物を土にいれます。
その次は土壌環境を良質に整える「くん炭」。
車内のお客様も
「何をやっているんだろう?」と興味津津!
ここで参加者が持参した
コンポストバッグ「AgriPoucher」からの堆肥を混ぜます。
このコンポストバッグ、参加者の家庭ごとに性格が出ます。
魚の骨や卵の皮はそのまま残っていたり、
フードプロセッサーで粉砕してからコンポストバッグに入れる方がいたり様々です。
家庭によって堆肥の色も異なっています。
また、前回のイベントでは蒔いていないはずの
カボチャが畑になっていたそうです。
これもコンポストバッグに入れられたカボチャの種が
まだ生きていて、畑で自生したものだそうです。
カボチャの生命力や・・・!
コンポストバッグの中は乾燥していますが、
実はものすごい数と種類の微生物が中で蠢いています。
(感染や根腐れの原因になるため、まだ有機物の残る未完成の堆肥は使わないそうです)
ここからは能勢電鉄の助役さんが耕運機を使って
畑をまとめて耕し、種をまきやすい形状に整えていきます。
そして種をまいていきます。
比較的早く実る二十日大根などなど。
種まきが無事に完了しました。
ここからはLINEのオープンチャット等を使って
参加者が持ち回りで水やりなどの世話をされるとのことです。
エイチ・ツー・オー リテイリング 高橋さんによれば、
今後も能勢電さんの協力のもと活動していきたいとのこと。
電車のヘッドマークにプリントして活動を紹介したり、
映画上映会などのイベントをしたり、
小さな輪だけどイベントを続けていきたいとのことです。
ヘッドマーク掲出!?
<2023/11/05>
絹延橋駅ホーム(ファーム入口近く)に、
この活動をPRするヘッドマーク状の看板が取り付けられました。
絹延橋駅ファームのフードロスゼロPRヘッドマーク、裏側から見たらしっかり実物を使ってる(・o・)✨
— nirvash@Nose KNITs (@FR_nirvash) November 23, 2023
10月に植えられた野菜はそろそろ収穫期でしょうか🥕🥔🎃 pic.twitter.com/V4ZWhm1GCq
キセラ川西プラザガーデン整備
続けて、絹延橋駅から歩くこと約10分。
「フードロスゼロチャレンジデイズ」の取り組みで、
キセラ川西プラザのガーデンも整備されています。
場所はここ。
花と緑の広場は、文化棟(キセラホール)の裏手から
せせらぎ公園へ抜ける通路の一角です。
過去の活動で既に何か所かには花を植えられており、今回はその続きの活動となります。
花壇の中にスーパーデフォルメされた
空田完吉さん(中年カラダ)のミニマンガが……!
このイラストについても本活動の一環とのこと。
ここにも先ほどの絹延橋駅ファームと同様に、
土の継ぎ足しや、参加者が持ち寄ったコンポストバッグの
堆肥を混ぜていきます。
ルリマツリモドキやコレオプシスなど、
初めて聞くような品種のお花が続々と植えられていきます。
これからの成長が楽しみです!
編集後記
このような活動は環境再生農業と呼ばれるそう。
CO2の4割は微生物の死骸で、大地に戻していくことでCO2削減につながるそうです。
川西市内のこのような活動と、
能勢電鉄さんとのコラボについても引き続き追っていきたいと思います。
関連リンク
絹延橋駅ファーム&キセラ川西プラザガーデン整備実施しました!|フードロスゼロ
(オフィシャルの当日レポートのアーカイブ。一部筆者撮影のものもあります)
能勢電鉄 絹延橋駅で起きていること|社会実験プロジェクト「Tsugu.」
(オフィシャルの絹延橋駅ファーム紹介記事)
(NOSE KNITs – 能勢電鉄と沿線を応援するサイト!)
ランダム記事表示ボタン