【さよなら妙見の森①】妙見の森・各施設 営業最終日前後の様子

川西市,能勢電ニュース

惜しまれつつも閉業してしまった妙見の森。
本記事では最終日やその前後の様子を追いかけます。

 


目次


最終日の様子

2023年12月3日。
いよいよ最後の朝がやってきました。

最終日は朝9時の始発便にあわせて、
能勢電鉄の西中社長によるマスコミ向けの出発式が行われたそうです。

筆者はそんなこと露知らず、昼から妙見入り。
(現地の担当者さんによると「マスコミ以外には言うな」と口止めされていたようです……)

今日は使い納めになる妙見の森フリーパスで。

妙見口駅前ではツボ焼き芋が販売中。
かめたにさんの前も活気にあふれていました。
(なお来週以降は・・・泣)

11月から、大行列による妙見の森ケーブルの黒川駅での
最大2~3時間待ちが話題になっていましたが、
最終の土日は大きな混雑もなく、黒川駅でもせいぜい10分待ち程度。

多くのお客さんが名残り乗車を11月中に済ませていたのか、
12月になって気温が一気に下がったからなのか……

なお妙見口駅~ケーブル前を結んでいた、
日祝日運行の阪急バス(5系統)もこの日限りです。
平日は妙見口駅からケーブル前を経て能勢町の東地区へバスが出ていますが、
こちらも遠くないうちに廃止される予定です。

(参考)
路線バス(妙見口能勢線)の見直し検討について/能勢町HP

妙見の森ケーブルは、H師匠の渾身の力作(とのこと)!!
まさかの『最終日限定』の記念ヘッドマークをまとって登場です。

 

ふれあい広場ではキッチンカーが出店中。
妙見の水はポンプの電力が止まるため終了予定と
以前伺っていましたが、最終日の昼過ぎには止められてしまいました。

筆者もケーブル・リフトとも名残り乗車。
集札箱は想い出に持ち帰る人が多いのか、前に見たときよりも切符が少ないように感じられました。

 

広場内を巡回される西中社長。
北極星入口駅のところで何人かのお客さんと
「廃止は名残り惜しい」
「これからこの場所はどうなるんですか?」
といった質問に応対されていたので、筆者も少しぶっこんだ質問をしてみました。

質問内容はここで書けるものは少ないですが、
印象としては『前にインタビュー等で聞いていた現場の方の声とだいぶ食い違うぞ……』と。

とはいえ、社長という立場で初対面の1来場客に本当のことを言えるはずもありません。
たとえ建て前であっても、FAQ(よくある質問)から不躾な質問まで答えて下さり、ありがとうございました。

ちなみに北極星入口駅周辺のエリアは
現在でも地盤が軟弱で転倒などの危険が大きいため、
来春以降に取り壊しを検討中とのことでした。

また以前当サイトで取り上げた
『妙見の森事業を引き継いでくれる事業者』
については、ついぞ現れなかったようです……

 



最終日の終わり

筆者も小学校の遠足からよく妙見山には登ったもの。
しかし想い出に浸る時間もあとわずか。

16時20分には予定通りリフトの乗車受付が終了し、
上から降りてくるお客さんだけになります。
券売機も既に閉められて片付けに入っています。

 

そして16時30分すぎ、最終の60番の椅子から
お客さんが降りたところでリフトは音を立てて停止。
日頃の緊急停止時と同じあっけない止まり方でしたが、
これでもうお客さんを載せて動くことはないのかとしみじみ……

 

リフトやふれあい広場が閉まったあとは、
17時00分のケーブルの最終の時刻がやってきます。

とはいっても帰りの行列が多く、
全てのお客さんを下山させるために最終日まで延長運転です。
17時00分に点灯する街灯にしんみり……

 

ここで偶然お会いしたかわにしマガジンさんと一緒に、
無事に最終の2本前のケーブルカーで下山。
黒川駅では既に複数のテレビ局と数十人のギャラリーが待っていました。

 

そのギャラリーに混ざって最終便をお出迎え。

1号車(ほほえみ)と2号車(ときめき)の
どちらが最終便になるかは最後まで誰にもわかりませんでしたが、結果は1号車に。

最終便の到着、車両の消灯、駅の消灯、
そのたびに何度も拍手がわきおこっていました。

 



最終日を終えて

<ご注意事項>

ここからは、営業を終えて取り壊され始める各施設の状況をリポートします。
元気に営業していた頃で記憶を止めたい方は、この章は読まないようにしてください。

⇒この章を飛ばして編集後記へ飛ぶ場合はこちら

 
妙見の森ケーブル運行終了から一夜明けた12月4日。
書類上はこの日が廃止日ということになっています。

ちなみに鉄道線の
「さよなら・ありがとう妙見の森」ヘッドマークは
2連の5124Fが12月4日に掲出終了。
4連の7202Fの方は12月6日まで掲出されていました。

 



黒川駅

筆者は豊能町役場へマイナンバーカード更新
(とケーブル観察)のために休みを取っていたので、
役場の用事を済ませてから黒川駅に向かってみると……

前日の感動のラストから時が止まったままのケーブル1号車の姿。


ちょうど業者さんがやってきて、
手際よく『全ての営業を終了いたしました』の看板を設置されていました……
(のちのち、正面入り口は全て塞いでしまう予定とのこと)


今にも動き出しそうなケーブルカー1号車。
しかし動く姿を見られる機会はおそらくもう無いでしょう……

なお、黒川駅の改札外にある「北摂里山トイレ」は
管轄が異なるため、今後も使用可能です。

 

黒川駅にいらっしゃったスタッフさんとお話させて頂きました。

黒川駅ではケーブルカーに付けていたヘッドマークや
旧字体『黑川』駅名標など盗難のリスクが高い備品を
H師匠の先見の明で先に外す所でした。


最終日の翌日ということで、
筆者以外にもライダーさん等数名が野次馬で来ており、
スタッフさんの御厚意で少しだけ最期の改札内・車内にも立ち入らせていただきました。

『黑川』駅名標は構造が複雑ながら、
業者さんの手によってゆっくりと剥がされていきます。


鉄道のマニアックな部分には明るくないスタッフさんに代わり
「これ2万~のオークションにできるアイテムですよ!」
と言ったところ、業者さんも壊さないように慎重に作業してくれてました。

車両の「ほほえみ」プレートも外して事務室に保管。


他にも「これもこれも、500~1000円ぐらいでは売れますから!」と
色々捨てそうな所を取っておくように進言して帰ったので、
今後『のりば』札などが売りに出ていたら当サイトのことを一瞬思い出してやって下さい。

 



妙見山駅

この日は車だったので、
能勢町側から妙見山を車で登ってみました。

黒川駅から妙見山上の駐車場の方へぐる~~っと登山していきます。
妙見山上の駐車場からは下りです。安全運転なら片道25分ぐらいです。

アクセスMAPはこんな感じ。
車でふれあい広場まで降りられる図になっていますが、
実際には妙見山駅(の先の法華経寺霊園)から先は大堂越ハイキングコース。
関係車両以外の車は進入不可となっています。
(キッチンカーは関係車両のため、ここを通ってふれあい広場に出入りしていました)

なお車で進入不可を無視してふれあい広場に向かっても、
このゲートが閉まっていて中には入れないと思われます。
(この写真は妙見の森がまだ営業していた時に撮影)

 

話を戻して、妙見山駅の様子を見てみます。

こちらは前日からホントに時間が止まったままでした。

先ほどのリフト運行終了時に
「最終の60番の椅子からお客さんが降りたところで」
と記載したのを覚えていますでしょうか。

リフトは全部で146席。
133~135番の椅子が頂上で止まっているということは、
反対側のふれあい広場駅ではまだ60~62番あたりの椅子が止まったままということです。
(※ 60+(146÷2)=133 )

こちらは営業終了の看板などはまだ無く、
翌日にはまた動き出しそうな雰囲気です。

しかし現実は残酷なもので、
これから撤去作業が始まるものと思われます。

 

※以降、動きがあれば別記事にて発信してまいります。
(当記事の追記は関連YouTubeリンクを除きここまでの予定です。)

 



編集後記

ありがとう妙見の森。
思い出よいつまでも・・・

 

 



関連リンク

特集番組

兵庫 さよなら 思い出のリフト – ドキュメント72時間 – NHK
12月8日(金) 放送予定!!
 

関連YouTube動画

<公式>
【能勢電鉄公式】さよなら妙見の森~63年間ありがとうございました~

各種マスコミによるニュース動画

 

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