【さよなら】能勢電鉄1756F 引退~廃車陸送
【目次】
能勢電鉄の古豪がまた1編成、静かに引退。
【おことわり】
本記事には、車両の部品取りや廃車作業といった
鉄道ファンにとってはショッキングな写真が多く含まれています。
(というか、99%それしかありません)
「鉄路を駆ける雄姿のままで記憶を止めたい……」
「色々外された無残な姿は見たくない……」
といった方は回れ右でお願いいたします。
【運用終了まで】(~2022/12/14)
2022年10月にダイヤ改正が発表され、
それに伴って1754Fと共に引退が発表された1756F。
車検の期限が2022年11月に迫っており、
なんとか休車をはさむことで期限を12月中旬まで延長しながら無事に走りきりました。
この数年では熊と衝突したり、
2度の人身事故に巻き込まれるなど
晩年にはアクシデントも多かった同編成ですが、大きな故障もなく役目を果たしました。
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【部品取り】(2022/12/15~19)
公式サイトの予告通り12月14日に営業運転を終了。
翌15日、社員さんの見送りののち平野工場へと入り、部品取りの作業が始まりました。
もう1700系も残り編成はわずか。
陸送時に障害物となる屋根上や床下機器の撤去以外は
鉄道ファンやコレクター向けの部品取りが主で、
故障部品の予備補充を目的とした部品取りはほとんど行われていないものと思われます。
言い表せないほどの長きに渡る功績に敬礼。
— のせでん【公式】 (@Noseden_PR) December 15, 2022
心から感謝の気持ちを込めて。
ありがとう1754
ありがとう1756#愛しの1700系 pic.twitter.com/dyrOtpZRE1
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【廃車陸送】(2022/12/20~24)
今回の廃車陸送を担当するのは『藤田企業』さん。
明石市に本社を置く、能勢電鉄の廃車陸送を担当するのは初めてとなる運送業者さんです。
(JR等で多くの廃車陸送の実績があるようです)
これまでの1500系・1700系・3100系を陸送してきた業者さんと大きく異なる点として、
- 深夜ではなく日中に輸送する
- 巨大なトレーラーを保有していないのか、車体を2つに切断した上で輸送する
- 1日で2両ではなく、1両ずつ陸送する
(ただし2つに切断しているためトレーラー2台なのは同じ) - 日中で目立つためか、車体にブルーシートを掛ける
といった点が挙げられます。(そのため鉄道に詳しくない方による『電車運んでる!』という目撃情報がSNS等に全く上がりません)
初めてのケースだらけで
鉄道ファン目線でも動きが読みづらかったものの、
追える範囲で追いかけてみました。
なお、陸送先の解体場はいつもと同じ場所です。
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超繁忙のなか半休をもぎ取り、12/23は視察してみることに。
12/22は陸送が無かったようで、23日朝までc#1786が残っていました。
続く12/24は土曜日、しかもクリスマスイブ。
陸送やるのか……? それとも週明けか……?
行かずに後悔するより行って後悔すべしと平野へ。当たりでした。
<DATA>
- c#1756 … 2022/12/20 陸送
- c#1736 … 2022/12/21 陸送
- c#1786 … 2022/12/23 陸送
- c#1706 … 2022/12/24 陸送
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