【阪急バス】光風台駅~千里中央駅の直通便の試験運行開始&豊能町リレー便が廃止へ

沿線ニュース,豊能町

豊能町の広報誌「広報とよの」2022年6月号にて、
町内を運行するバスに関する2つの発表がありました。

※2022/06/17:
阪急バスからの公式発表を反映し、ページ内容の一部が大きく変わりました。
変更前のページの情報はこちらからご参照ください。(ウェイバックマシン)

 


目次



光風台駅~千里中央駅の直通便が登場

阪急バスの交通社会実験として、
以下の区間を直通するバスが2022年7月1日よりしばらくの期間運行されます。

出典:「広報とよの」2022年6月号
  • 運行区間:
    • 新光風台二丁目 ~ 光風台駅 ~ 支所前 ~ 東ときわ台二丁目 ~ 箕面森町第3区域 ~ 千里中央駅
  • 運転便数:
    • 毎日6往復
  • 運賃:
    • 大人片道 640円
      ※現行の豊能町西地区から箕面森町地区センターを経由するルートと同額(220円+420円)

「箕面森町第3区域」というのは
現在物流センターなどの企業誘致が行われている森町西エリアとなるので、
運行ルートは以下のようになることが予想されます。
(箕面森町地区センターや中止々呂美は経由せず。今後、森町西にバス停が新設??)

詳細は6月下旬の「広報とよの」2022年7月号で発表されるとのことです。

05/30追記:追加情報を掲載しました。
この記事の後半「令和4年度第1回地域公共交通会議結果について」をご参照ください。

社会実験のため、結果が振るわなければ消えます
乗って残そう 乗って定着させよう!!

 



豊能町リレー便がタクシーへ転換

一方もう1つは悲しいお知らせです。

かつて「豊能町東西バス」として小型のバスで走っていた豊能町リレー便が、
デマンドタクシーに転換されるようです。

出典:「広報とよの」2022年6月号

2022年7月1日から、
より町民に寄り添う運行形態への転換として以下がアナウンスされています。

  • 既存の東地区デマンドタクシー(牧・寺田・切畑線)を一方循環経路に変更し、
    希望ヶ丘2・3・4丁目への乗り入れを開始(1日11便)
  • 東西間デマンドタクシー路線を新設し、
    余野(町役場付近)と吉川支所前を往復(1日9往復)
  • リレー便を廃止し、代替として
    西地区デマンドタクシーを運行開始(1日8往復)

運賃220円や1日8往復という本数は
現行の豊能町リレー便と変わりませんが、定員が減少し、
バス好きの方にとっては寂しい運行形態変更となりそうです。

現行の豊能町リレー便(ときわ台駅前にて)

05/30追記:西地区のデマンドタクシー転換は暫定的なもので、
将来的に既存バス路線に統合されて消えるようです。
この後の「令和4年度第1回地域公共交通会議結果について」をご参照ください。

 



令和4年度第1回地域公共交通会議結果について

(※2022/05/30追記)

筆者のTwitterへの返信にて、豊能町公式HPの
令和4年度第1回地域公共交通会議結果について
というページに詳細や暫定時刻表が載っているとの情報を頂いたので、
要約して追記します。

具体的には以下の資料に、それぞれ記載がありましたので抜粋します。

  • 資料1:【協議資料1】地域公共交通の再編計画について(PDF)
    • P2:豊能西線 / 一部便を千里中央へ延伸する。
      • 北急延伸後は箕面萱野起終点に変更。
      • 箕面森町第3工区ルートで運行する。
      • 既存の箕面森町地区内・白島は無停車。
      • 路線開設後、第3工区内に停留所を新設予定。
    • P2:豊能西線 / 終日にわたり輸送力を調整(≒減便)する。
      • 東ときわ台~妙見口駅の廃止(現行は平日朝ラッシュのみ運行、他路線では運行継続)
      • 昼間一部便をときわ台駅に接続(経由道路の走行環境整備完了後に実施)
      • 豊能町リレー便の運行廃止(暫定期間は、西地区デマンドタクシーで代替運行。)
    • P4~P6:路線図(この箇条書きの下に画像で転載)
      • 現行の路線図
      • 2022年7月からの暫定路線図
      • 再編完成後の路線図
    • P7:広域型の光風台駅~東ときわ台~千里中央方面バスの暫定時刻表・運賃表
      • 将来的に一部便がときわ台駅にも乗り入れ予定
    • P8:フィーダー型バス路線(既存の豊能西線の各系統)の暫定時刻表・運賃表
      • 東ときわ台~妙見口駅とリレー便が廃止。
      • 既存区間も運転間隔の調整が行われ、全体的にバスの本数が減少します。
      • 最終バスが平日60分、土休日40分早まります
        日中も30分間隔のバスが40~60間隔に広がっています。
    • P9~11:各デマンドタクシーの概要について
  • 資料2:【参考資料】地域公共交通の再編について(PDF)
    • P1:豊能町西地区のバスは人口および利用者減少やコロナ禍などによって赤字が拡大しており、町からの補助金では賄いきれなくなっている。(2017~2020年の収支推移)
    • P3:スケジュールイメージ
      • 2021年度は検討段階、2022年7月より実証実験を開始し、2023年度に検証、2024年度に本格運行するか判断。
      • 検証についてはP2に記載のトリガー方式を基準とし、利用者が平日1450人以上なら本格運行、平日900~1449人なら町が一部補助金を使って運行、900人未満なら本格運行せず再検討。

 



公式発表の新ダイヤについて

(※2022/06/17追記)

06/16に、阪急バス公式HPにて新ダイヤに関する公式発表がありました。

【2022年7月1日(金)より】豊能西線 運行内容の変更について(PDF)

発表内容は概ね上記で前々から告知されていた通りとなっています。

また、新しい時刻表も発表されていますが・・・
平日夕ラッシュの光風台駅での乗り換えが会議結果の暫定ダイヤ案よりも改善されています。
(※案:1分乗り換え 結果:4分乗り換え)

各停留所の新しい時刻表は、以下のリンクよりご確認ください。

運行系統図(豊能営業所)|路線バス|阪急バス

(例:光風台駅の新しい時刻表)

 



関連リンク(出典)

豊能町の公共交通が変わります(令和4年7月1日実施) | 豊能町公式ホームページ
(※2022/06/24公開)

「広報とよの」2022年6月号
 https://www.town.toyono.osaka.jp/page/page005244.html

  • 光風台駅~千里中央駅の直通便 については裏表紙
  • 豊能町リレー便がタクシー転換 については11ページ

令和4年度第1回地域公共交通会議結果について
 https://www.town.toyono.osaka.jp/page/page005213.html

【駅紹介】光風台駅 | NOSE KNITs
(当サイト内記事、現行の電車とバス時刻表へのリンク有)

・阪急バスからの公式発表

 




(NOSE KNITs – 能勢電鉄と沿線を応援するサイト!)

鉄道コム

 

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