【ハロウィン特別企画】もし1751Fが故障していなかったら今頃どの編成が生き残っていたのか?

のせでんコラム


 

<最初におことわり>
今回タイトルに【ハロウィン特別企画】と題していますが、この時期でなければ【ぼくのかんがえた】になる予定でした。
鉄道ファンには「撮り鉄」「乗り鉄」「音鉄」「収集鉄」など様々なジャンルがありますが、今回は実在しない鉄道を扱う「妄想鉄」に該当します。苦手な方は回れ右ください。


前置き

レジェンド1700系が2026年春までには運用離脱予定!
という先日の公式発表に関するSNS上の反応に、
『1751Fが故障していなかったら1757Fは真っ先に消えていた』
というものがありました。

確かにそうだったのかもしれない。

2017年の減便ダイヤ改正のタイミングで、
検査期限が最も近かったのは1757Fだったのです。

1758F(里山便)とともに落ちるはずだったのに、
1751Fの致命的な故障という奇跡が起こって今まで永らえている、という説も否定はできません。
(1751Fはそれまでも故障がちだったため、実際には最早わかりませんが……)

そこで今回は、
1757Fが2017年の減便ダイヤ改正で引退していたら?
そこからどのように数を減らし、
2024年時点でどの編成が生き残っていただろうか?
という「IFの世界線」を、大胆シミュレートしていきたいと思います。
 

 



IFの世界線をシミュレーション

それではIFの世界線、結果をどうぞ!!

※3100系を除き、全て検査期限が近い順で引退していった場合の予想図となります。
(現実でも1756と1753は逆だったかもしれねェ…ってのは置いといて)
※本記事の『検査』は全て、4年に一度の全般重要部検査を指します。
※IFのシミュレートでも現実と同じようにコロナ禍などのアクシデントはあったものとします。
 

<タイムライン>

IFの世界線現実
2013年現実と同じ夏 1757F検査出場
秋 1758F検査出場
2014年現実と同じ夏 1751F検査出場
秋 1752F検査出場
2015年現実と同じ夏 1756F検査出場
2016年現実と同じ春 1753F検査出場
夏 1754F検査出場
夏 3170F検査出場
秋 1755F検査出場
2017年【減便ダイヤ改正】
1757F離脱
1758F離脱
【減便ダイヤ改正】
1751F離脱
1758F離脱
夏 1757F検査出場
2018年7200Fデビュー
1751F離脱
秋 1752F検査出場
7200Fデビュー
1752F離脱
秋 1756F検査出場
2019年7201Fデビュー
1756F離脱
7201Fデビュー
1753F離脱
2020年春 1753F検査出場
夏 1754F検査出場
夏 3170F検査出場
夏 1754F検査出場
夏 3170F検査出場
2021年7202Fデビュー
3170F離脱
夏 1755F検査出場
7202Fデビュー
3170F離脱
春 1755F検査出場
夏 1757F検査出場
2022年【減便ダイヤ改正】
1752F離脱
1753F離脱
【減便ダイヤ改正】
1756F離脱
1754F離脱
2023年動きなし動きなし
2024年夏 1754F最終検査出場秋 1757F最終検査出場
2025年
(推測)
(新車デビュー?)
1755F離脱?)
(新車デビュー?)
1755F離脱?)
2026年
(推測)
(新車デビュー?)
1754F離脱?)
(新車デビュー?)
1757F離脱?)
IFの世界線現実

 
順に解説していきます。

2017年の減便ダイヤ改正で、
1757F1758Fが検査期限通りに引退していた場合……

  • 2018年の7200Fデビュー時点で、検査期限に最も近く置き換えられるのは1751Fということになります。
    1751Fはどのみち早世する運命だったのだ……(プペル展のラッピングも1751Fになっていたでしょう)
  • 次に1700系が引退するのは2019年の7201Fデビュー時ですが、それまでに1752Fが検査期限を迎えるため検査を通ります。(スカートは1757Fの代わりに1752Fに付いていたでしょう)
    これによって、現実では2018年に1756Fが期限より早い検査通過となりましたがここではそうはいかず、7201Fによって玉突きになるのは1756Fとなります。
  • この時点で1700系の残存は4編成。
    現実では「4567」という連番で残りましたが、今回のシミュレーションでは「2345」という連番になりました。
     
  • 2020年、コロナ禍が来襲。
    現実と同じ1754Fに加えて、その直前に1753Fも検査を通ります。
  • 7202Fの能勢対応改造が遅れ、3170Fは検査を通さざるを得ませんが、2021年の7202Fデビューと共に3170Fは引退。ここは部品枯渇が原因ということで現実と合わせています。
  • 1755Fは現実と同じように、コロナ禍による財政難のため休車を挟みまくって検査を半年延ばしました。
  • さていよいよ2022年末の二度目の大減便ダイヤ改正。
    ここで残り4本のうち、検査期限が近い順に2本が落ちることになります。
    今回のシミュレーションでは1752F1753Fの2本がここでリタイアです。
    (1752Fは現実の1756Fがそうだったように検査期限ギリギリまで延命)
     
  • 2024年、残ったのは1754Fと1755F。
    1754Fは2024年の夏には最終検査を通過することになるので、今回のレジェンド1700の各種企画はもっと早まっていたか、そもそも企画されていなかったかもしれません。
  • そして2025年の新車で1755Fが現実と同じように、
    2026年の新車で最後まで残った1754Fがたくさんのファンに見送られながら……
     

いかがでしょうか。

こんな世界線も、
もしかしたら存在したのかもしれません。

1755Fは現実と全く同じように2024年も残存、
1757Fの代わりに1754Fが最後まで残る計算となりました。

この2本の並びが、今でも見られる世界線があったのかもしれない……

1751Fが2017年に落ちていなかったら、
最後まで残ることになっていたのは
元2050を先頭とする1754Fだったのかもしれません。
(1755Fだけはブレずに現実と全く同じ動きをしたのもびっくり)

そのころには新2000系がデビューしていて、
能勢線内で新旧c#2050・新旧c#2000の並びを見られたのかもしれません。

(もちろん他車が致命的な故障を起こして、
 その順序も変わっていた世界線もあったのかもしれません。)

 



編集後記

どちらかしか選べないなら、
君はどちらの世界線が見たかった?

 

 


(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

 
鉄道コム


【直近の鉄道イベント情報】

Tetsudo.comより)


 

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