【コラム】のせでんの各編成は果たしてマンベンなく働いているのか??(2021年版)

のせでんコラム

目次


前置き

そぼくなぎもん!!

  • 「あの編成、最近ずっと予備車になってる気がするけど休みすぎじゃない?」
  • 「パンタが1基しかない5108F、冬季ちゃんと動いてるの?」
  • 「こんなに休んで、編成ごとに運行日数にバラつきが出てるのでは??」

という沿線利用者の意見、あると思います。(要出典)

そこで、編成単位で

『2021年の1年間で何日、お客さんを乗せて営業運転に就いたのか』

集計してみました!!

 



集計方法

今回は弊サイト内
能勢電運用ログ」の記事作成で使用している
マスターのExcelファイルを使用。

以下の基準で
「終日運用」「半日運用①」「半日運用②」
ごとに、各編成番号の文字が書かれたセルの数を集計しました。

なお、営業運転に入った日数の集計なので、
下記の「集計対象外」の日数は含めていません。
(厳密な走行距離の集計でもありません)

 

  • 集計期間
    • 2021年1月1日~2021年12月31日
  • 終日運用(1.0日計算)
    • 日中運用スジに入った場合
    • 山下⇔妙見口・日生中央のシャトル運用スジに入った場合
    • 下記「半日運用②」に該当する場合は除外
  • 半日運用①(0.5日計算)
    • 平日・土曜日の朝ラッシュのみ運用スジ
    • 平日の夕出庫スジ(1/18の臨時日生急行を含む)
    • ※平日で朝ラッシュ後入庫→夕出庫の場合は合計で0.5日計算
  • 半日運用②(0.5日計算)
    • 日中運用スジで、定期または臨時の車両取替があった場合は取替前・取替後とも0.5日計算
    • ただし一時的な取替ですぐ元の車両に戻った場合は元の車両を1.0日計算、一時的に出た車両を0.5日計算
    • 平日の朝ラッシュ運用で入庫後、すぐ山日代走に入った日は1.5日ではなく1.0日計算
  • 集計対象外
    • 平野車庫⇔平井車庫を回送で往復しただけの日
    • イベント列車・貸切列車充当時
    • 休日ダイヤの終日日生④留置車両

(集計の様子)

 



集計結果

お待たせしました。
こちらが集計結果となります。

 

世代交代のあった3170Fと7202Fを除けば、
全ての車両が365日のうち200日前後以上
ほぼマンベンなく営業運転に就いていました。
(約1編成だけすっごく働いてるのがいますが・・・)

 

個別の編成単位で見ていきましょう。

  • 【1位】5124F 281.0日
    【2位】5142F 276.0日
    • 今回の「営業運転での走行日数」ランキングでは、
      5124F・5142Fのシャトル用2連が堂々のワンツーになりました。
    • しかし働きすぎかというとそうでもなく、トータルの走行距離では4連とそんなに変わりません。
      (平日の山妙を除き、動き出す時間が4連よりも遅め)
      (山妙は再出庫が無い平日は19時前に営業終了)
      (山日は日生での休憩が長い)
  • 【3位】7201F 270.0日
    • 2021年の精勤賞は7201Fでした。
      さすがは7200系、VVVFインバータの省エネアピールすごいです。
    • 特に後期は働きづめで、日生④留置や転削を除く
      「丸1日平野車庫で寝ていた」日が10/2~翌1/7まで3ヶ月超にわたって皆無でした。
  • 【4位】5108F 234.0日
    • あれ、1パンタの5108Fむっちゃ頑張ってる!!
    • 2021年は「5100系 誕生50周年」ヘッドマーク掲出によって活躍の機会が増えたと思われます。
  • 【5位】1754F 230.0日
    • あれ、「長老」1754Fもむっちゃ頑張ってる!!
    • 2021年は「60周年」「祝電」ヘッドマーク掲出に加えて、山日代走の機会も多かったようです。
  • 【6位】5136F 228.5日
    【7位】1756F 227.0日
    【8位】5138F 222.5日
    • このへんがだいたい平均値です。
      5位の1754Fとの差は誤差レベル。
  • 【9位】7200F 220.5日
    • あれ、他の7200系と比べてあまり動いてない……
    • 運用ログを見ていると、10~11月はヘッドマークで活躍機会が増えたものの、
      8月を半分ぐらい休んでいたり、12月に工事休車があったり、2021年は不遇の1年だったようです。
    • 2022年に重要部検査の期限がくることも影響していたかもしれません。
  • 【10位】5148F 214.5日
    【11位】5146F 209.5日
    • 思いのほか動いていなかったのがこの2本。
    • いずれも2022年に全般重要部検査の期限がくるため、走行距離調整が掛かった可能性があります。
      (「休車」看板が出ていなくても、書類上「休車」にした期間があると検査期限を延長することも可能。)
  • 【12位】1755F 200.5日
    【13位】1757F 198.5日
    • 営業運転日数が200日前後……調子が悪い??
    • いえいえ、これは4年おきの全般重要部検査の周期が回ってきたからで、
      検査の間は1ヶ月ほど運用離脱を余儀なくされるからです。
    • 1755Fは検査の前に検査期限を延長するための休車期間がありましたが、
      風鈴電車などのヘッドマーク掲出で活躍機会を増やされて挽回したように見受けられます。
  • 【14位】7202F 185.5日
    • 2021年4月10日デビュー。
    • 単純に3/4で割って1月から走っていると仮定してみると、7201Fに次ぐ247日となります。
      7201Fと並んでVVVFインバータによる省エネ化に大きく貢献していると言えます。
  • 【15位】3170F 74.0日
    • 2021年4月26日引退。
      ありがとう3100系。。(T_T)

 


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※今回は第1回です

 

 


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