ぼくのかんがえた猪名川花火大会 臨時ダイヤ2023

のせでんコラム

 

<最初におことわり>

鉄道ファンには「撮り鉄」「乗り鉄」「音鉄」「収集鉄」など様々なジャンルがありますが、今回は「時刻表鉄」に加えて、実在しない鉄道を扱う「妄想鉄」に該当します。

苦手な方は回れ右ください。

 


目次



前置き

2023年8月19日(土)。

川西市・池田市の街に、
5年ぶりに猪名川花火大会が帰ってきます!!

ここで鉄道ファン目線で気になるのはもちろん、
『花火大会後の臨時列車』ダイヤについて。

過去の臨時ダイヤでは、
・当時は珍しかった4連の『山下⇔妙見口』区間列車
・土曜の夜に日生中央ゆきが連続してやってくる
といったイベントもあり、追いかける鉄道ファンも毎年おられました。

(日生中央ゆきが連続してやってくるの図)

しかし2019年は台風で、2020~22年はコロナ禍で中止。
2022年末のダイヤ改正もあり、花火大会後の臨時列車を取り巻く状況は大きく変わっています。

そこで今回は、公式さんが臨時ダイヤを発表する前に
どのような臨時ダイヤになるのか、大胆予想しちゃいます!!

 



2018年のダイヤ

まずは前回(2018年)の臨時ダイヤについておさらいします。

画像出典(PDF)※リンク切れ:
https://noseden.hankyu.co.jp/upload_file/noseden/info/20180806infomation.pdf

前回は定期列車の合間に
8本の『臨時普通 日生中央ゆき』が運転されていました。
(20時32/44/56分・21時08/19/31/43/56分)

定期列車(妙見口ゆき・日生中央ゆき)は時刻変更も無く、
回送列車を除けば、単純に臨時列車が出ただけという印象です。

なお前々回(2017年)以前は阪急宝塚線が梅田21時発まで10分間隔だったため、
定期列車の本数が多く、臨時ダイヤも複雑に入り組んだものになっていました。
2017年の臨時ダイヤはこんな感じでした

 



第1案
(無難なパターン案)

ではここから、
臨時ダイヤがどのように設定されるか妄想していきます。

2022年末に行われたダイヤ改正で、
土曜夜に影響のあるポイントは以下の2点です。

  • 妙見口ゆきが全て日生中央ゆきに変更されたため、山下⇔妙見口間はダイヤ変更する必要がない
  • 運用減で車両が2編成廃車されているため、そこまで大増発はできない

これを踏まえて、前回(2018年)と同様に
定期列車の合間に臨時列車を8本設定すると……

こんな感じになりました。

(OuDiaSecondV2で作成。スマホの場合は横向け推奨。)
青線=日生線、青太線=日生線臨時、茶線=山妙、点線=回送)

意外とスマート。

川西能勢口駅での停車時間の都合などで車両運用は煩雑ですが、
出庫が3編成になるのは確か前回と同じだった気がします。
(ダイヤグラム上「F」「G」「L」が臨時出庫)

2022年末のダイヤ改正で車両数も減ってはいますが、
出庫が3編成であれば賄うことは可能な範囲内です。
(8月19日時点で、検査離脱を除いて4連9本・2連2本が稼働可能)

本来の土曜休日ダイヤで夜間留置になる3編成については、
変更なく所定の車両が留置になるよう考慮しています。
(※日生2号線留置が所定のダイヤグラム上「E」の車両は、この日だけ4号引上線に留置してもらいます。
 ※「C」の車両が日生に1時間近く停車しているのは平野3号線に留置させるためです。)

 



第2案(蘇る妙見口ゆき案)

当サイトでは、前回の「ぼくのかんがえた~」記事にて

『川西能勢口~山下間が12分間隔になっている
 土休日の19時以降は、前ダイヤのような
 妙見口ゆき・日生中央ゆきを交互に出すダイヤが設定可能』

という仮説を出しています。
(現在のダイヤの日中と同様に4連5本・2連2本で回していたため)

これを今回の臨時ダイヤに組み入れてみることは果たして可能なのか……えいっ。

(OuDiaSecondV2で作成。スマホの場合は横向け推奨。)
青線=日生線、青太線=日生線臨時、黒太線=妙見線臨時、茶線=山妙、点線=回送)

 
なんと。
第1案と同じ出庫3編成で回せることが判明しました。

臨時の妙見口ゆき直通は、前回の臨時ダイヤの時刻に近い
「20:36」「21:00」「21:24」「21:48」に4本設定。
(参考:前ダイヤでは妙見口ゆきは
 「20:13」「20:38」「21:02」「21:26」「21:50」。全て定期列車。)

妙見口に到着後は定期列車の山下ゆきとなり、
山下到着後は川西能勢口または平野車庫へ回送となります。

制約事項としては、

  • 山下⇔妙見口を1本4連代走にする必要がある。
    (ダイヤグラム上「n」の車両が花火臨時列車にそのまま入るため)
  • 平野3号線留置予定の車両は入庫になるため、当日または翌日に臨時取替で対応。
    (ダイヤグラム上「C」の車両)

ぐらいなので全然実現可能だと思うんですが、
のせでんさん一夜限りの復活いかがでしょう・・・・・・????

 



実際はどのようなダイヤになったのか?(答え合わせ)

※2023/08/08追記

能勢電鉄さんの公式HPや駅のモニターにて、
臨時列車の運行時刻が発表されました。

8/19(土)猪名川花火大会開催に伴う 臨時列車運行のお知らせ|のせでん【能勢電鉄】(※アーカイブ)

画像出典:上記の公式発表ページより

な~んとなく、上記のうちでは
『第1案(無難なパターン案)』に近い形になったようです。
妙見口ゆき直通復活ならず・・・!!

しかし今年はコロナ明けということもあってか、
能勢電鉄さんの気合の入れようが過去とは違っています。

  • 臨時列車の本数が8本⇒10本に大増発
    • 8本というのは前回2018年実績です。
      (上記の当サイト予想ではこれを基準にしていました)
    • ちなみに2017年・2016年は9本でした。
  • 臨時列車運行時間帯はすべて川西能勢口駅の5号線を使用
    • ホームの混雑を分散するため、阪急利用客と能勢電利用客を完全に分割。
    • 前回2018年までは4号線のみを使用しており、ホームは人であふれそうになっていました。
    • ただし、4号線には電車が停まっていない状態になると思われます。宝塚方面から能勢電への乗り換えはコンコースまたはホーム西側の通路経由になりそうです。
      (車両故障など緊急時の予備車両が0になってしまうため)
      ⇒08/21追記:当日は車庫の4連予備を無くしてまで橋渡し&転落防止の車両を4号線に留置でした・・・!
       

案1を少し改変してダイヤグラムを作成しなおしてみました。

<2023/08/21追記>
筆者は予定を入れてしまい当日不在でしたが、
各方面からの運用目撃情報をたよりに、当日のダイヤを再現してみました。
※アルファベットの後の数字は当日の充当車両です。回送の時刻は推測です。
※7202F(風鈴電車)は所定と異なる場所に分散留置となり、
 08/20は公式の予告とは違うダイヤで走っていたようです。

 



なお・・・(別の意味で能勢電さんの本気)

※2023/08/21追記

最近とみにネットミームに乗っかりがちな能勢電鉄さん。
今回もやってくれました。

猪名川花火大会の公式プレス写真を背景に、
いらすとやの改札で止められる人のイラスト。
そしてひときわ目立つ
「5000兆円欲しい!」のフォント
ネット民な利用者の記憶に刻まれちゃいますよ!!

 

また当日は駅ポスターのみならず、
改札前のモニターでもでかでかと文字を出していたようです。

他にも駅掲示の時刻表の
『普通』がどこかで見たようなフォントだったり、
今回は鉄道ファンを喜ばせるような演出が目立っていました。

 



編集後記

今回は荒天中止・順延なしです。
中止になっても翌20日(日)には延びません。

花火大会が中止になれば、当然臨時ダイヤも中止になります。
無事に花火大会が開催されることを祈りつつ楽しみに待ちましょう。

 



関連リンク

 

 


(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

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鉄道コム


【直近の鉄道イベント情報】

Tetsudo.comより)


 

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