【能勢電鉄】5148Fが先頭車のみの2両編成で運用開始

能勢電ニュース

既に多数の目撃情報が上がっている通り、
5100系 5148Fが先頭車のみの2両編成になっています。

(新組成:5148-5149

 

目次



概要1

(※のせでんにあまり詳しくない方向け)

能勢電鉄では

  • 特急日生エクスプレスは阪急車の8両編成
  • 川西能勢口~日生中央・妙見口の普通列車は自社の4両編成

で列車が運転されていますが、
山下~妙見口の区間運転では短い2両編成が活躍しています。

この2両編成は2本(5142F・5124F)のみ在籍しており、
このほど4年に一度の定期検査を迎える時期となりました。
(正式には全般重要部検査。5142F=2023/07・5124F=2023/09が検査期限)

「2両編成の復刻塗装が終了して元のマルーン色に戻る」
という公式リリースが先日ありましたが、
これは定期検査の工程に再塗装が含まれているためです。
(ここで阪急マルーンではない専用の復刻塗装にするとコストが増大します)

阪急や能勢電鉄の車両は
10日以内に一度は列車検査のため休む必要がありますが、
2両編成が休みの日は4両編成が区間運転を代走しています。

しかし山下駅・妙見口駅では折り返し時間がカツカツで
遅延が発生した場合に復旧が遅くなるなどの理由から
4両編成が代走する場合は編成の前後に運転士が乗務。
実質ツーマン運転状態となっており、人件費もそこそこかかっていると思われます。
(利用者目線では、朝夕ラッシュ時は4両の方が快適なのですが……)

そこでこのたび2両編成が定期検査を迎えるにあたり、
コスト削減のため4両編成を1本だけ一時的に2連にしたものと考えられます。
(中間車は平井車庫で休み)

全般重要部検査は入場から出場までに約1ヶ月を要するので、
出場後の調整なども含めると10月頃には5124Fが運用復帰し、
5148Fは元の4連に戻ると考えられます。

 



概要2

(※のせでんにそこそこ詳しい方向け)

以前書いたこちらの記事の答えが出ました。

この中で記載の
『仮説2:4両編成1本を一時的に2両にする』
がヒットしたものと考えられます。

ただし5148Fは阪急時代を通して(筆者が知る記録に残る限り)、
製造から49年にわたって
5148-5692-5679-5149
という組成を崩したことがありません。

今回(8連→4+4を除く)初めての組成変更ということで
入念な調整を行ったうえで代走運用に入ったものと考えられます。

なお、能勢電鉄で4両編成を崩して一時的に2両編成にするのはかなりのレアケース。

1997年には1550Fを「1550-1500」「1560-1510」
2連2本にする改造がありましたが、これは

  • 一時的ではなく恒久的に2連2本にする
  • ワンマン改造も同時に行われている
  • 阪急から能勢譲渡時点で2連化を想定して乗務員室跡が残されていた

といった差異がありました。

また、1700系の4連3本を6連2本に組み替えた際には
先頭車同士の2連が組まれることはありませんでした。
(例1:1753-1733+1750-1730-1780-1700)
(例2:1757-1737-1787-1707+1783-1703

一時的な2両編成……となると、
山下⇔日生中央が2連で運行されていた写真が残っている
320形や500形の昔までさかのぼるのではないでしょうか。
筆者もまだ生まれてない

 

 



編集後記

一時的なものと考えると、
おそらく復刻塗装や4連代走よりも激レア車両になる予感・・・

 



その後――

5142Fと5124Fの検査が完了し、
元の4連に戻すため10月3日に平井車庫へ回送。
4連となって10日に日生中央へ回送されています。

 


(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

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