ぼくのかんがえたのせでん復活の妙見口直通ダイヤ(2023/02版)

のせでんコラム

 

<最初におことわり>

鉄道ファンには「撮り鉄」「乗り鉄」「音鉄」「収集鉄」など様々なジャンルがありますが、
今回は「時刻表鉄」に加えて、実在しない鉄道を扱う「妄想鉄」に該当します。

苦手な方は回れ右ください。

 


目次



前置き

2022年12月17日のダイヤ改正で、
早朝および深夜のごくわずかな便を残して
『川西能勢口~妙見口』の直通列車はほぼ消滅してしまいました。

改正で日中は無くなってしまった
妙見口発の川西能勢口ゆき

当然、笹部~妙見口間の利用者は
ほぼ全列車で必ず山下駅での乗換が発生するため非難囂々。

平野駅と光風台駅に掲示されている投書箱
のせでんBOX』でも毎月クレームの嵐となっています。

2023/04追記:この話題ばかりになったためか、のせでんBOX自体が廃止に・・・

 

今般の改正において能勢電鉄さんの意図としては

  1. 2編成の削減(1756Fと1754Fの廃車)
  2. 日中10分間隔での運行を維持

の2点が大きくあったとのことです。
そのために、今回の妙見口直通がほぼ廃止という結果になっています。
(※ソースは『のせでんBOX』のクレームに対する回答より)

しかし実際の所は「10分間隔の維持ありがたい」という声と
「10分間隔を崩してでも妙見口直通を復活させて」という声が拮抗しているようです。

 

そこで本記事では、
10分間隔を崩してでも妙見口直通を復活させた場合
混雑率とか輸送効率とか度外視で
どのようなダイヤになるか、大胆シミュレートしてみました。

 



①昼間時間帯

まず昼間時間帯については、
10分間隔から12分間隔に変更するだけで
現状の『4連5本・2連2本』体制を維持することが可能です。

というのも、前ダイヤでは
土曜ダイヤ・休日ダイヤの夜19時以降の時間帯にコレを実際にやっていたからです。
(阪急側が12分間隔になるので接続する能勢電も合わせていた)

(OuDiaSecond V2で作成)
(黒線=妙見線、青線=日生線、茶線=2連)

<※13時台サンプル>

  • 川西能勢口発:妙00・日12・妙24・日36・妙48
  • 日生中央発 :川01・山10・川25・山34・川49・山58
  • 妙見口発  :川08・山19・川32・山43・川56
     

この運行形態であれば、川西能勢口発は
日生中央ゆきと妙見口ゆきを交互に運行できるだけでなく、
山下⇔日生中央の2連による区間運転も復活します。

ただし最大のネックは
10分間隔で運行している阪急宝塚線との連絡が失われること。

あとは大混雑する夕方ラッシュ時間帯には
4連を5本で回すことは現実的ではないため、
4連を1本夕出庫させるか、川西能勢口発をすべて日生中央ゆきにする必要が生じそうです。

というか、現在のダイヤでも
阪急が12分間隔になる平日21時以降・土休日19時以降はコレでいけますよね?
なぜやらないんでしょうか。車両と一緒に乗務員さんも相当数削減されてしまったのでしょうか。

 



②平日朝ラッシュ

次に最も多くの車両を必要とする平日朝ラッシュの
ダイヤをシミュレーションしてみましょう。

まず現行の平日ダイヤ(始発~10時過ぎ)がこちら。 

16~17分間隔で走る特急日生エクスプレスの合間に
日生中央始発の各駅停車が2本ずつ設定されています。
直通列車が失われた豊能町を差し置いて猪名川町は大増便大勝利しています。

(OuDiaSecond V2で作成)
(黒線=妙見線、青線=日生線、赤線=特急8連、茶線=2連)
(○は出庫または起動、△が入庫または留置)
(※回送列車の列車番号は推測のため正確なものではありません)

これを妙見口への直通復活させるにあたり、
廃車してしまった車両を蘇らせることは不可能&
新車を導入するにしてもワンマン改造等で1年以上を要するため
現行のダイヤと同じ『4連6本+2連2本』という前提で考えてみます。

・・・浮かばん。

前回2021年の「ぼくのかんがえた~~」では、
妙見口~山下間を16分間隔まで拡げても4連は8本必要でした。

そこで一度発想を白紙に戻し、
『前ダイヤの日中(4連6本+2連2本)パターンに特急を挿し込んでみたらどうなるか?』
と組んでみた結果がこちらです。

だいぶすっきりしました。

こうして改めてダイヤグラムにして見るとわかるのが、
ここまで減らさないと妙見口直通は復活できないということ。

当然、減便すれば1列車あたりの混雑率は上昇し、
それに伴って各駅での乗降時間が増えて所要時間も増えます。
(そのへんを考慮していない)この妄想ダイヤ通りに運行することは現実的に不可能でしょう。

また混雑率の上昇に伴い、
このダイヤだと元々そこまで大きな影響を受けていなかった
多田~絹延橋にお住まいの方からも大ブーイングでしょう。

 

<平日朝 川西能勢口に到着する各駅停車の本数>
(表記は「2018年ダイヤ→2022年(現行)ダイヤ(→今回の妄想ダイヤ)」順)

5時台3→(→3)
6時台6→(→4)
7時台10→(→7)
8時台8→(→5)
9時台6→(→6)
10時台6→(→5)

この妄想ダイヤが成立するぐらいまで、のせでん沿線の人口や利用者が減少したら……
なんてことは考えたくもないものです。

 



編集後記

いかがだったでしょうか。

では最後に、大阪人お決まりのあれで締めます。

 

知らんけど。

 


(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)

 ※本ページには各種Web広告を設置していません。

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