【旅行記】2025/01 青春18きっぷ4泊5日旅（後編：青森～仙台～千葉～大阪）

2025年6月13日鉄道旅行記

前置き

日頃はのせでん（能勢電鉄）の沿線情報を
鉄道ファン目線でお届けする本WordPressですが、
たまにはのせでん以外の鉄道の話題も書きます。

今回は新設した『鉄道旅行記』カテゴリで、
2025年1月1～5日に行ってきた各地の鉄道の様子を前後編で垂れ流してみます。
（※ふだんの記事と比べてどのぐらいPVが出るかの実験でもあります）

　
＜前回のおさらい＞

2025/06/03
【旅行記】2025/01 青春18きっぷ4泊5日旅（前編：札幌～函館～青森）

　
2024年、日本中の鉄道ファンに走った衝撃。

それは『青春18きっぷ』の仕様変更。

（ざっくり変更点は前編を参照）

というわけで、仕事等に気兼ねせず
まとまった休みが取れるのは年末年始のみ。
ここから旅程を立てていざ実行へ。

1日目：2025/01/01
- 大阪・関空⇒ピーチで新千歳へ飛ぶ⇒札幌へ【済】
2日目：2025/01/02
- 札幌⇒鈍行で1日かけて函館へ【済】
3日目：2025/01/03
- 函館⇒北海道新幹線で新青森⇒弘南鉄道⇒横手（※後編は3日の途中から）
4日目：2025/01/04
- 横手⇒北上⇒仙台⇒常磐線など⇒銚子⇒千葉
5日目：2025/01/05
- 千葉⇒新京成線⇒東武野田線⇒帰阪

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3日目：2025/01/03

（前編からの続き）
さて、3日目にアクシデント発生。

当日の天気予報は大雪。
そして、新青森からの在来線は東ゆきも西ゆきも運転見合わせ中！！！

さあ、どうする！？
どうする～～～～～～！！！？

新青森には過去に利用したことがある
ネカフェがあるものの、運転再開を待つと
移動の再開が夜または翌日になってしまいます。
（新青森駅からネカフェまで吹雪の中を片道20分歩くのも危険）

導き出される結論は……新幹線のりこし！！
在来線が止まっていてもトンネルが多く問題なく走り続ける新幹線最強説。

次の八戸で降りても南下は青い森鉄道となるので
（※青春18きっぷが利用できない）
せっかくだから盛岡まで新幹線で南下します。

「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」
での乗り越しは、
『新青森からの運賃と特急料金を払えばよい』
『無効となり木古内からの運賃と特急料金が全額必要』
のどっちになるかSNSとかを見ても不明でびくびくしていたのですが……
結果的に前者（新青森からのみ支払い）で通れました。
それでも追徴課税5,720円・・・

当初予定していた秋田県内はすべて諦め、
先回りする時間を買ったんだと開き直って仙台へ南下します。
こんなハプニングも青春18きっぷ旅の醍醐味です。

ふら～っと、未訪路線ということで、
小牛田から石巻のほうへ寄ってみたり。

仙台といえば牛タンですが、
年末年始でしかも夜遅いのでリーズナブルな所は閉店済み。

何かよさげな所ないかな～と仙台市内の快活CLUB周辺を探していたら……

とり鉄！！
とり鉄が仙台にもあるじゃないか！！

【とり鉄とは？】
撮り鉄……のことではない。
関西では「ぢどり亭」「鳥造」等を運営するアスラポート(株)の焼き鳥屋。
「とり鉄」のチェーンは首都圏を中心に全国に30店舗以上存在するが、近畿地方とは縁が無く大阪から最も近いのは岡山駅前となっている。
（過去2度ほど訪問するも、いずれも予約で満席）

撮り鉄ならば一度は訪れてみたかった焼き鳥居酒屋『とり鉄』さん。
近畿圏には皆無ですがまさか仙台にあったとは!!
ということで堪能しております。

なお鉄分（鉄道成分）は皆無の、ありふれた焼き鳥屋さんです。#とり鉄 pic.twitter.com/xsVEGsTHT6
— nirvash＠Nose KNITs (@FR_nirvash) January 3, 2025

『とり鉄』を堪能したあとは、そのまま徒歩で本日の宿へ。

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4日目：2025/01/04

この日は南下しながら東京方面を目指します。

当初の予定では
3日目は弘南鉄道に乗って横手に泊まり、
仙台は4日目の昼に通過するはずだったので、
時間にはだいぶ余裕があります。

まずは仙台市地下鉄でぶらり。
最新形式に当たった♪
八木山動物公園駅は日本一標高の高い「地下にある地下鉄駅」ということでそちらへも。

1988年に北神急行谷上駅が開業し、「日本一標高の高い『地下鉄が乗り入れる駅』」をPRしていたものの、2015年に当駅が開業して「日本一標高の高い『地下鉄駅』」の座を奪取。
その後2020年に北神急行は神戸市営地下鉄に移管され、谷上駅が今度は名実共に「日本一標高の高い『地下鉄駅』」の座を奪還。
しかし谷上駅はトンネルを抜けた地上にあるため、「『地下にある』地下鉄駅」では現在も日本一の標高を維持している。

　
仙台から今度は仙台空港へ乗りつぶしの旅。
JR721系とSAT721系の併結って可能なのか……

　
名取からは東北本線と常磐線のルートがありますが今回は後者へ。

ふらっと「山下駅」で降りて駅前散策……とも思ったけど今回は仙台で時間を使いすぎたのでパス

　
原ノ町から南、竜田までの間は
2016年に一度訪れていたのですが当時は放射線対策された代行バス。
鉄路では初めての区間です。

　
いわきで乗り換え、次に途中下車するのは
全国の絶景駅ランキングでいつも上位にいる日立駅。

　
水戸で鹿島臨海鉄道に乗り換え、
~~（またどこかで見たキャラデザの子がいる！）~~

　
大洗に寄り道してから鹿島へ向かいます。
寄り道のし過ぎで、このへんで当初の旅程に追いつかれています。

　
こんどの寄り道の目的地は佐原と銚子。

佐原市（現：香取市）は川西市の姉妹都市。
銚子市は言わずもがな銚電目当てです。最終電車が早いので急ぎ足。

　
銚子駅前のイルミネーションにも銚電っぽいのが！

　
そして銚子駅でやって来たのは……

なんかいいちょうし！！
最新の元南海22000系がやって来ました。

最新とはいっても、のせでんのオールドルーキーが霞んで見えるデビュー時点で54歳という高齢の電車。「シニアモーターカー」の愛称が付けられています。

最終電車は
銚子20:45⇒21:07外川21:15⇒21:34銚子
というかなり早い時間。
1往復をほぼ貸切状態で堪能したのち、仲ノ町車庫へと引き揚げていきました。

ここからはもう東京の通勤電車ばかりなので、
いつもの東京の電車に乗りに来る時とさほど変わりません。

最後の宿は翌日の新京成が近い千葉市の稲毛で。

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5日目：2025/01/05

ということで、最終日は電車を乗り回しながら大阪へと帰るのみ。

筆者個人としては見納めになりそうな
E217系を横目に、こちらも見納めになる新京成線を目指します。
（2025年4月1日で親会社に吸収合併され、京成松戸線に変わっています）

京成幕張本郷駅から京成津田沼駅を経て、
新京成線を縦断するコース。
ピンク色の電車も、4月以降徐々に数を減らしています。

　
当地の鉄道むすめ・五香たかねさんが
全面に推し出された五香駅や高根木戸駅は果たしてどうなるのか……

　
うちの近所と混同されがちな
常盤平駅も、ピンクの姿は見納めになりそう。
（前回訪問時からホーム有効長が短縮されて柵が……涙）

　
そんなこんなで松戸に到着。復刻塗装がお見送り。

　
柏まで1駅移動し、今度は東武野田線（アーバンパークライン）へ。
80000系の導入で旧型車両が消え始める前の姿を目に焼き付けます。

60000系も順次5連に短縮されて、「666XX」という堺筋線っぽい車番も「655XX」に変わってしまいそう。

　
大宮駅で熱海ゆきの電車に乗り換え。
……るはずが、グリーン券が未だにICOCAで買えないとか何とかもたついてる間に乗り遅れる大失態。

その電車がのせでんまでの最終連絡だったため、
小田原から静岡まで新幹線ワープする羽目に。
高いけどやっぱり快適！！
日本の鉄道技術の粋を結集された新幹線はいつ乗っても惚れ惚れします。

　
静岡から名古屋を通り過ぎ、
そのままでも終電までには帰れるのですが……
ここまでの新幹線ワープ×2（1回目は3日）と、
年始の1～5日まで旅をしていて6日からまた仕事……
という現実の板挟みで筆者の心の会計はすでに崩壊状態。

「大垣から米原まで特急しらさぎに乗れ、さすれば1時間早く帰られん！！」

乗換検索してたら大垣→米原をしらさぎでワープすると地元に55分早く帰れるとわかり、初めてこの区間で特急ワープ＆特急のために大垣ダッシュ。

正月5連旅のあと明日から仕事なのでこの2,370円は惜しくない……
先ほどの駅弁を美味しく頂くには十分な時間でした。 pic.twitter.com/fPm70eyuXu
— nirvash＠Nose KNITs (@FR_nirvash) January 5, 2025

　
その後はトラブル等も無く無事に帰阪。
かくして5日間の壮大な旅は幕を閉じました。

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気になる費用は？？（編集後記）

帰ってきてから数日後に、
レシート等をもとに掛かった費用を集計。
（レシートが無い物は忘れてしまうので即時マネーフォワードに登録）

驚きの集計結果はCMのあと！！

＜～～２分後～～＞

さて5日間でどれだけの費用が掛かったのか？
オープン・ザ・プライス！！

（いち、じゅう、ひゃく、せん……）

費目	金額	主な内訳
宿泊費	11,030	快活CLUB×4泊
交通費(基幹)	32,575	Peach＋青春18きっぷ (北海道オプション含)
交通費(その他)	16,190	新幹線＆特急ワープ各私鉄（現金払い）
食費	28,401	コンビニ飯など5日分とり鉄や駅弁がデカイ
日用品代	5,096	バッテリー追加購入等
その他	5,192	お土産、鉄印等
合計	98,484