【西武】フルマルーンっぽい色の2070号車に乗ってきました
目次
前置き
東京都や埼玉県を走る西武鉄道線では、
2023年1月24日より「西武鉄道創立110周年記念トレイン」が運行されています。
2022年5月の武蔵野鉄道(西武池袋線の前身)の
設立110周年を記念して、新2000系の8連1編成を復刻塗装。
武蔵野鉄道を代表する「デハ5560形」を模した塗色になっています。
対象車両が2069編成(2069F)となっており、
池袋側の先頭車のナンバーは「2070」。
そしてこの茶色のボディ……
な~~んとなく、うちの地元にいるレジェンド感があふれていませんか?
(同じ理由で気になっている関西の鉄道ファンもいるはず)
というわけで本記事では、
先日東京で乗車してきた際の様子をレポートします。
なお、時系列順では(見る側からはどうでもいい情報ですが)
コチラに訪問した翌日~翌々日になっています。
⇒【東京・神田神保町】書泉グランデの能勢電鉄ブースを見てきました(2024年版)
概要・編成表
西武新2000系 2069Fは、1991年に製造された通勤車両。
(←飯能・西武球場前 池袋→)
2069-2169-2170-2269-2270-2369-2370-2070
老朽化で徐々に数を減らしている形式で、
次の検査を8両のまま通るのは難しいかもしれません。
(これから小田急の中古車が続々と入って来るので……)
(それでも能勢電鉄の7200系よりも車齢は新しいのに!!)
そして今回復刻塗装されているデハ5560形は、
1928年に製造された当時の武蔵野鉄道のフラッグシップ車両。
戦前・戦中・戦後の混乱期を駆け抜け、1958年まで活躍しました。(高度成長期、西武鉄道が能勢電鉄への買収工作を仕掛ける前夜。。。)
詳しくは:武蔵野鉄道デハ5560形電車 – Wikipedia
見つけ方
ここでは夏休みなどで東京へ訪問予定の方向けに、
この西武2069Fがどこを走っているか見つける方法をいくつか紹介します。
①:公式の西武線アプリで調べる
最も見つけやすいのはスマートフォンの西武線アプリです。
ファンサービス精神が旺盛で、
ラッピングや復刻塗装は専用の色分けで表示してくれています。
(走行位置画面の右上の、リボンのついた電車のアイコンから一覧表示)
ここで「西武鉄道創立110周年記念トレイン」が
【走行中】と表示されていれば、現在位置と各駅の到着時刻を確認できます。
またこの【走行中】文字をタップすると、現在位置にジャンプします。
②:loo-ool.comさんで調べる
①の公式情報が最も確実なのですが、
2069Fが運行中でない場合は見つけることができません。
(折り返し中でも表示されない場合があります)
また、公式アプリでは数時間後などの未来の情報がわかりません。
そこで役立つのは『https://loo-ool.com/』という、
首都圏で最大級の投稿型の運用調査サイトです。
関西でいう「えれサイト」さんみたいなものです。
このサイト内の『西武池袋線運用情報』で、
「編成別」に調べるところから、
当日のスジが投稿されていればだいたい把握できます。
公式の西武線アプリで表示が無い場合も、
・単に折り返し中で見えていないだけなのか、
・動いておらず車庫で寝ているのか、
・次は大体いつぐらいに出てくるのか、
ある程度の予測を立てることができます。
※筆者が訪問した日も小手指車両基地で「各停|池袋」表示で寝ており、
午後の小手指出庫の各駅停車池袋ゆきが20時前後に2本だけあると割り出し、
寄り道しながら5時間ぐらい待って捕まえました。
※「loo-ool」は、英語だと「wwww(大草原)」を意味します。
外国の方に向かってむやみに言わないようにしましょう。
③:Twitter(X)の目撃情報で調べる
検索のしかたによっては、運行中の姿や車庫にいる姿を見つけられるかもしれません。
①②で見つけられない時はこちらで根気よく……。
外観
小手指駅に入ってきた2070号車。
夜で暗いと「阪急電車です!」って言っても
鉄道に疎い方ならごまかせてしまいそうです。
側面の「2070」車番プレートと、
武蔵野鉄道をイメージした「5661」車番と。
車番の上のロゴも昔の武蔵野鉄道の社章。
反対側の2069号車は「5561」車番になっています。
西武池袋線には「ひばりヶ丘」という駅があります。
ここの4番線に停車する姿は、さながら阪急の雲雀丘花屋敷駅4号線のよう。
(2024年6月に駅開業100周年を迎えたそうです)
池袋駅にて。
ハリーポッターの世界観に彩られたホームにレトロな色調の電車が発着。
練馬駅にて、豊島園からの折り返し。
椎名町駅にて。
この日は保谷ゆきでそのまま分散留置になるようです。
2370という車番も阪急オタクにとっては懐かしいですね……
翌日。前日からの流れで運行時刻が読めていたため、
再び椎名町駅で狙ってみました。
内装
内装は他の西武新2000系と特段変わらず。
他のお客さんもおられるので、これ位しか撮れていません。
詳細な車内の様子は、こちらのサイト様で紹介されています。
西武新2000系(リニューアル車)車内デザイン | Style -Train Graphics-様
編集後記
欲を言うならば……
10両編成時代の、2070号車を先頭に、
後ろ2両に終末トレイン(※)を併結していた時の姿も拝んでみたかったものです。
(※同名のアニメ作品で登場した電車のCGモデル、
2463Fのこと。2023年に新宿線系統へ移籍。
今回の訪問時はアニメ放送期間中にもかかわらず全般検査中で出会えず)
関連リンク
- 2023年1月24日(火)「西武鉄道創立110周年記念トレイン」運行開始!:西武鉄道Webサイト
- 西武2000系電車 – Wikipedia
- 武蔵野鉄道デハ5560形電車 – Wikipedia
- 西武鉄道 2070 (西武2000系) 車両ガイド | レイルラボ(RailLab)様
- 車両ごとに振られたURLの連番が「55161」なのは偶然じゃない……!?
(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)
【直近の鉄道イベント情報】
(Tetsudo.comより)
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