【能勢電鉄】2025運賃値上げ後、ICOCAで月に何回電車に乗ったらオトクになる?定期券の方がマシ?
<2024/12/18追記>
公式より新しい定期運賃が発表されたため、記事内容に反映しました。
目次
前置き
能勢電鉄では、2025年1月19日(日)に
鉄道旅客運賃の値上げが実施される予定です。
<参考記事>
【能勢電鉄】実質30年ぶりの運賃値上げへ……今後はどうなる??
2024年9月の公式発表(PDF)では、
以下の内容が告知されていました。
- 定期外運賃(きっぷ)は約11.8%の値上げ
- ※1区(初乗り)は20円、それ以降は30円の値上げ
- 通勤定期は約18.0%の値上げ、通学定期は据え置き
- ※区間によって値上げ幅は15.3~21.4%とばらつきあり
さて、公式発表では「きっぷ」と「1ヶ月定期」の新運賃が記載されています。
しかし「3ヶ月定期」「6ヶ月定期」については記載されていません。
本記事では「3ヶ月定期」「6ヶ月定期」がいくらになるのか?
そして以前特集したような
「定期券なら月に何回乗車すればICOCAの元が取れるのか?」
を調査していきます。
前回のおさらい
<前回の記事>
前回の記事では、回数券が廃止されて
『能勢電車ポイント』なる
ICOCAのポイント付与に変わることで、
- 回数券と比べてどれぐらい割引率が下がる大改悪なのか
- ICOCAで同一運賃区間を月に何回乗車すれば定期代の元が取れるのか
を調査しました。
今回はこの「2.」の定期代について、新運賃版を調査していきます。
定期代はおいくら万円?
現行運賃(~2025/01/18)の定期代を
「3ヶ月定期÷1ヶ月定期」
「6ヶ月定期÷1ヶ月定期」
で割り算すると、実は各区間ともほぼ同じ倍率になります。
具体的には
「3ヶ月÷1ヶ月 ≒ 2.85倍」
「6ヶ月÷1ヶ月 ≒ 5.40倍」
となっているのです。
これは能勢電鉄さんに限らず、
ググってみると意外と全国の多くの私鉄で適用されているようです。
ということで、
既に発表されている1ヶ月定期代に
この倍率を掛け算した結果が以下となります。
(それぞれ現行と同様に10円未満の端数を切り上げ)
<2024/12/18追記>
公式より新しい定期運賃が発表されたため、資料を差し替えました。
定期券なら1ヶ月に何回乗車で元が取れるのか
3ヶ月&6ヶ月定期の運賃が判明したところで、
前回の記事と同様に、
『ICOCA乗車と定期券を買うのと、どっちがマシなのか?』
を検証していきたいと思います。
ICOCAで同一運賃の区間を乗車し続ける場合、
同一月内にたくさん乗れば乗るほど割引になります。
(※実際にはポイントが雀の涙ほど返ってくる)
これを考慮した合計運賃と定期券代を、
前回の記事と同じように比較した結果がこちらになります。
値上げ前(前回の記事)と比較すると、
通勤定期券でICOCA乗車の元を取るには
1ヶ月あたり1往復ほど多く乗車する必要が生じているのがわかります。(Osaka Metro並みに割引率がしょぼくなってしまった。。。)
また、ICOCAポイントなんか知らねぇ!
(毎回毎回同一運賃区間しか乗らない訳ないやろ!)
という方は、こちらのポイント割引なし版の図表もご参照ください。
おまけ:1区間先まで定期を買う場合の損益分岐往復回数
当サイトをご覧の能勢電利用者の中には、
『ちょっと買い物とかのために1駅先まで定期券を買っている』
という方もおられるかと思います。
今回計算した
「1ヶ月定期」「3ヶ月定期÷3」「6ヶ月定期÷6」
から、1区間先まで定期券を買った場合に
『1ヶ月あたり何回往復すれば元が取れるのか?』
という図についても調査してみました。
(※この倍率については現行運賃でもほとんど変わりません。)
定期券 キロ程 | 川能から の場合 | 1ヶ月定期 | 3ヶ月定期 ÷3 | 6ヶ月定期 ÷6 |
---|---|---|---|---|
1~2 | 絹 | 4.42 | 4.19 | 3.97 |
3~4 | 滝/鴬/鼓 | 4.39 | 4.17 | 3.95 |
5~6 | 多/平 | 4.39 | 4.17 | 3.95 |
7~8 | 一/畦 | 2.22 | 2.11 | 2.00 |
9~10(※) | 山/笹 | 2.68 | 2.55 | 2.41 |
11~12 | 光/と | 1.11 | 1.06 | 1.00 |
<表の見方>
例えば川西能勢口~多田が通勤圏の場合、同一定期代の最遠である平野まで定期券を購入する前提で、2km以内の畦野までよく行く(1ヶ月あたり表に記載の回数よりも多く往復する)場合は、都度乗り越す(往復360円)よりも畦野までの定期券を購入したほうが安く上がる。
(※)ただし「9~10」の行のみ、山下~日生中央は2kmを超えるため、乗り越す場合の計算を往復360円ではなく440円で計算。
川西能勢口~光風台・ときわ台の6ヶ月定期をご利用の皆さん……!!
妙見口まで月に『1.00回』以上往復する機会があるなら妙見口まで定期を買った方がお得なのです……!!
(※妙見口までの営業キロが12kmをわずかに上回る「12.2km」のため。
他の区間についてはそこまでオトクなものはありませんでした)
編集後記
どうせ毎日のせでんに乗るなら、
少しでもお得に乗りこなしたいものです♪
関連リンク
- 鉄道旅客運賃の改定申請について(公式PDF)
- 鉄道旅客運賃の改定申請が認可されました(公式PDF)
- 【のせでん・阪急】回数券廃止後、ICOCAで月に何回電車に乗ったらオトクになる?定期券の方がマシ?
(当サイト内記事、値上げ前&阪急の計算時はこちら)
(NOSE KNITs – のせでん沿線の魅力紹介WordPress)
【直近の鉄道イベント情報】
(Tetsudo.comより)
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